内容説明
ポール・ニューマンとジョアン・ウッドワード。1952年、二人はブロードウェイの「ピクニック」の公演をきっかけに知り合い、恋におちた。ポールの離婚を待って、二人は結婚。彼は33歳、彼女は27年だった。―つねに第一線の人気スターとして活躍してきたポール。出演三作目の『イブの三つの顔』’57でアカデミー主演女優賞に輝いて以来、実力派女優とうたわれ、高い評価を得てきたジョアン。この本は、二人の仕事を丹念に追うだけでなく、スターのジレンマを抱えるポール、義理の子供たちとの関係に悩むジョアン、さらに長男スコットの死といった試練を乗り越えてきた二人の姿にも光をあてる。そこには、信頼しあう夫婦として、ときにぶつかりあう俳優同士として、30年以上を共に過ごしてきた、二つの強烈な、そして魅力的な個性が描き出されている。