内容説明
西暦2130年に、忽然と太陽系に現われた謎の飛行物体。ラーマと名づけられたこの物体は金属製で、長さ50キロ、直径40キロ、自転周期4分の巨大な円筒型の宇宙船ということが判明した。しかし、異星人の構築物は人類の理解をはるかに超え、正体の解明に至らぬままラーマは太陽系を去っていった。そして70年後の2200年、第二のラーマが太陽系に姿を現わした。SF史上に燦然と輝くアーサー・C・クラークの名作『宇宙のランデヴー』で解明されぬまま残された謎に、地球人類がふたたび挑戦する、ファン待望の続篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
1
感想は「ひでーな」のひとこと。1冊書き上げる体力がなくなったのかどうか、ある時期から、アイデアはクラークが出して、それを他の作家が書き下ろすという分業形態になる。で、その結果は最悪だ。もっとも、3と4を読むと、2はマシだったよね、となるが、そもそも続編自体がいらんかった。クラークSFにあった思弁性・哲学性が、すっかり失われて単なる活劇になってしまっている。しかも活劇としても、おもしろくない。「タイム・オデッセイ」シリーズと同様、晩年を汚した感しかないわ。2019/02/18
アルクシ・ガイ
1
止めてもらいたいもの。消費税の便乗値上げと、クラークの共著。
sanewo
1
昔読んだ1999/01/01
yosshyview
0
70年ぶりに地球に接近してきたラーマ。地球からまた宇宙船でランデブーし、ラーマ内を探索。 ブラウン博士とフランチェスカの陰謀で、船長のボルゾフ将軍は死に、ニコルはラーマに取り残されてしまう。 地球はラーマを脅威ととらえ、核攻撃することを決定。ラーマに残ったニコルとリチャード、オトゥールはラーマに警告。 ラーマは無事に核攻撃から防御。 途中和訳のせいかよく理解できない場面や、話が回想と現実がごっちゃになっていて読みにくい。 内容としては面白かったが、依然としてラーマの目的はわからず。面白かったです。2023/12/31