内容説明
宇宙国家連合の中でもっとも古い歴史を持つ惑星ソラリアから、いつのまにかすべての人間が消え失せた。ロボット工学の発達により、他人と接触する必要もなくなったソラリア人は、広大な敷地でそれぞれ1人あたり4万ものロボットにかしずかれ、孤立した生活を営んでいた。それが1人残らず姿を消したのだ!調査をすべくソラリアに着陸した2隻の宇宙船は何者かに破壊されてしまった。そこで新たに派遣される調査隊には、ソラリア生まれのグレディアが同行するように要請された。彼女はただちにロボットのダニール・オリヴォー、ジスカルドらとともにソラリアをめざし旅立った…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書実践家
6
まさに気宇壮大なSF小説。宇宙旅行もいつの日か実現できそうな気がしてくる。2016/01/17
あいちょ。
3
お客様から拝借。 ダニールとジスカルドの思考が人間的になっていく様が面白い。 この先、一体どうなっていくんだろう…2016/04/07
まんま
2
何回めかの再読。10代の時に読んだ「タペストリー」の言葉は、しっくりこなかった。けれど、今読み返すとダニールが壊れないよう気遣うイライジャに、本当にこの人はダニールを友だと思ってたんだと感じた。アマディロや、ジスカルドを取り戻したいヴァジリア、ロボットと人間の有り様が前に読んだ時よりも考えさせられたのは歳のせいかな。2015/03/14
mituko
2
ロボットは何より人間の未来を案じていたのに、制約があったり、人間社会にたちいることはできなかったりで、ずっと葛藤を抱えたまま話が進む。決着はあっという間だが、残されたロボットと決まってしまった地球の未来について、描写がないぶん余計にぐっとくるものがあった。あとはダニールとジスカルドが始終仲良さげで和みます。2011/11/22
kwy8791
1
これで長編ロボットシリーズも終わりか…。次は読みさしの「銀河帝国興亡史」シリーズだけど、このシリーズとどう関わっていくのやら。楽しみで仕方がない。2016/07/18