出版社内容情報
幼馴染と不倫中の男に届いた不倫を咎める手紙。相手の夫の仕業と疑うも、夫は殺され、幼馴染も失踪してしまう。エドガー賞受賞作
【目次】
内容説明
「不倫をやめろ、さもなくば」。故郷へ帰って来た推理作家アンディの元に脅迫状が届く。数日後、不倫相手のレイチェルが失踪。彼女の夫やアンディの同級生、昔世話になった友人が死んでいく。次の標的は自分なのか。脅迫者の正体を探りはじめるアンディ。だが密会現場を目撃できたのは近所の人間しかいないはず…。住み慣れた小さな町が、自分を監視する檻へと変わっていく。エドガー賞最優秀ペイパーバック賞受賞作。
著者等紹介
ハート,ジョー[ハート,ジョー] [Hart,Joe]
ミネソタ在住のミステリ作家。2012年にLineageでデビュー。以降、ミステリをはじめ、ホラー、SFと幅広いジャンルで20冊の長篇と多数の短篇を手掛ける。2023年には本書『罪人に死を』がエドガー賞最優秀ペイパーバック賞を受賞。パブリッシャーズ・ウィークリーをはじめ、各紙誌で絶賛された
仁木めぐみ[ニキメグミ]
翻訳家。訳書『死体はヨガのポーズ』キリアン、『クレオパトラ』シフ、『注文の多い地中海グルメ・クルージング』シャレック&ムヌス、『カブール・ビューティー・スクール』ロドリゲス(以上早川書房刊)、『革命と戦火の娘たち』ザーブ他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
77
田舎の小さなコミュニティで起こる殺人事件。そして事件をきっかけに明るみに出る隣人たちの秘密。少しメロドラマ的要素が強めのミステリ。病気の父親のために帰郷した売れない作家アンディは美しく成長した幼馴染で人妻のレイチェルと不倫関係になる。しかしある日「不倫をやめろ。さもなくば…」という脅迫状が届く。そして彼女の夫が殺され、彼女と子供たちはこつ然と姿を消してしまう。気も狂わんばかりのアンディは彼女たちの足どりを追うが、出てくるのは近しい人々の裏の顔、そして…。ハラハラさせる展開も含め、ある意味安定で王道の1冊2026/03/28
タツ フカガワ
70
父親の認知症が判明し、故郷に帰ってきたミステリー作家のアンディは、幼馴染みのレイチェルと再会、まもなく人妻の彼女と一線を越える。そこに「レイチェルに会うのはやめろ。さもないと」という手紙が届き、その後アンディの身近な人たちが不審の死を遂げ、レイチェルも幼い子供二人と姿を消す。謎解きでは殺人犯の正体よりも脅迫状の差出人に驚いた。またアンディにとって不仲の兄コリー、気の合う妹ケル、15歳で自殺した末妹のエマへの思いや、父親との絆が物語の端々で描かれるが、この家族模様が読み応えがあって本作の意外な収穫でした。2026/05/19
オーウェン
49
初読みの作家。 ミステリ作家のアンディは幼馴染で人妻のレイチェルと不倫関係にある。 だがそれを指摘した脅迫状を突き付けられ、その後レイチェルの夫が殺され、息子たちと共にレイチェルはさらわれる。 不倫の関係にあったので警察を頼ることは出来ない。 よって自身で謎を解こうとするが、候補は近隣の住民に絞られていく。 家族の問題であったり、犯人の関係など、枝葉を広げすぎた感がある。 特に家族の部分をかなり詳細に描いているので、正直どっちつかずなのは否めなかった。2026/06/06
stobe1904
25
【MWAペーパーバック賞受賞作】ミステリ作家のアンディーは不倫を告発する手紙を受け取り、それをきっかけにニューヨーク州北部の静かな町で失踪と殺人事件を起きる…。途中までは淡々としたトーンだったが、終盤にかけてスピード感が増していく展開は期待通り。そしてクロージングのゾクッとする締めと読後感のよさが印象的な作品。多作の作家らしいので、他の作品もぜひ手に取りたい。★★★★☆2026/04/16
わたなべよしお
22
何も考えずに暇を潰すには、打ってつけの面白さでした。ジョン・ハートって、初期の作品には、哀愁というか、リリシズム?みたいなものが作品の底流に流れていて、それが深みをもたらしていた印象、記憶がある。今作品には、そのようなものはなく、まさにペーパーバック賞という感じだ。だから心も乱されないけど、楽な気持ちで楽しめる。2026/02/22




