出版社内容情報
街に潜んで殺人を繰り返す〝おもちゃ男〟の存在を察知したセオは、その正体を追うことに。生物学探偵の暴走気味の大活躍を見よ!
内容説明
大学教授を辞め、テクノロジー企業に身を置いているセオ・クレイ。自らの頭脳が軍事や諜報に利用されかねない生活に倦んでいた彼に、九年前に失踪した子供の事件を調べてほしいという依頼が舞い込む。調査に乗り出したセオは、不気味な都市伝説“おもちゃ男”の背後に殺人鬼の影を見出した。闇に潜むシリアル・キラーを狩り立てろ。セオの怒涛の追跡が始まる!型破りな活躍が読者の度肝を抜く、衝撃の生物学探偵シリーズ第二弾。
著者等紹介
メイン,アンドリュー[メイン,アンドリュー] [Mayne,Andrew]
マジシャン、イリュージョン・デザイナー、作家。十代の頃よりサーカス付のマジシャンとして活躍。かのデイヴィッド・カッパーフィールドに次ぎ、史上二番めの若さで世界ツアーに出たイリュージョニストとして知られる。ミステリ作家としても十作を超える著作があり、Jessica BlackwoodシリーズのBlack Fallはアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペイパーバック賞にノミネートされた
唐木田みゆき[カラキダミユキ]
上智大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
154
前作『森の捕食者』読んで、風変わりなスパイスですね。ちょっと合わないかなー。って思ったの。でも時折り反芻してね。またあれを味わいたいと。ある種の中毒性?でね、読み進めると、そうそう前作と同じ様な構図、そして無茶な捜索。でもと言うか、だからと言うか、ある程度パターンが読めて脳が驚いてくれないの(。•́ - •̀。)。儂の場合、あの不思議な感覚に関しては、一遍こっきりだけだったかも知れない。前作同様、後からジワジワ来るのかなー。忌諱する場面ではゾワっと感有りました。2021/02/13
papako
68
記憶があるうちに続編を。ということで。またまた生物学者のセオ・クレイがとんでもない連続殺人者を追い詰める!前作では森の中でしたが、今作は街の中。パワーアップしたソフトやバクテリア、遺伝子を使って確実に犯人に迫っていく。そんなバカな、都合よすぎるよね?と思うけど、楽しかった。そしてセオのなんとも弱気なのに偉そうで上から目線で法律すらも自分に都合よく解釈して『狩り』に突き進むところが危なっかしく、目が離せない。『なんてバカなのかしら』これだな。今作はジリアンがあまり登場しなくて残念。また会えるかしらね。2020/01/28
あさうみ
55
セオ・クレイ、石頭な捜査側を蹴散らし法律をものともせず殺人鬼に向かって攻め込む!生物学と微生物を駆使して犯人を突き止めるのは楽しい。が、そんなことがいち個人で出来るのかと考えなくもない。でも面白い。強いヒロイン、ジリアンが好きなので登場が少なくてちょっと寂しい。2020/01/30
あっちゃん
46
前作と展開はほぼ一緒!慣れてきたせいか、初々しさが無くなり正直ちょっと物足りない(笑)それでも、やる事ヤバ過ぎな所は変わらず( ̄▽ ̄)2022/05/09
kagetrasama-aoi(葵・橘)
37
「生物学探偵 セオ・クレイ・シリーズ」第ニ巻。「街の狩人」前巻では大学教授だったセオですが、流石に辞めています。そしてテクノロジー企業に身をおき、自身の能力を少々もて余している頃、失踪した子供を探して欲しいという依頼を受けます。生物情報学とプロファイルを駆使してまたも大量殺人鬼を追い詰めるわけですが!その過程が文系頭では難解で…。苦しみました。バイオレンス描写が前作より増していて、ちょっと好みから外れていってます。本国では続きが出ているみたいだけど、翻訳はここまで。続きが待ち遠しい…って感じでも無いかな。2023/08/07