ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 炎の色〈下〉

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ハヤカワ・ミステリ文庫
炎の色〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151814549
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報



ピエール・ルメートル[ルメートル ピエール]
著・文・その他

平岡 敦[ヒラオカ アツシ]
翻訳

内容説明

奸計により、亡父が遺した資産も邸宅も失ったマドレーヌは、小さいアパルトマンで細々と暮らしていた。一方、彼女を裏切った者たちは、それぞれ成功への道を歩んでいた。そして、マドレーヌは復讐することを決意する―。ヨーロッパでファシズムが台頭しつつある1930年代、新たな戦争の影がしのびよるパリでくりひろげられる、息もつかせぬ復讐譚。『その女アレックス』著者による、『天国でまた会おう』三部作の第二巻。

著者等紹介

ルメートル,ピエール[ルメートル,ピエール] [Lemaitre,Pierre]
1951年、パリ生まれの作家、脚本家。2006年にカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第一作となる『悲しみのイレーヌ』でデビュー。2011年に発表したシリーズ第二作『その女アレックス』は、英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞に輝いたほか、日本でミステリ・ランキング一位を独占し、ベストセラーとなった。2013年に発表した初の文芸作品である『天国でまた会おう』(早川書房/ハヤカワ・ミステリ文庫刊)は、フランスで最も権威ある文学賞であるゴンクール賞およびCWA賞インターナショナル・ダガー賞を受賞

平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生、早稲田大学文学部卒、中央大学大学院修士課程修了、フランス文学翻訳家、中央大学講師。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

367
モトネタとなる実話があると知って、それならまぁ…という気になるが、復讐のやり口も、やられる方も、色々と杜撰。特にギュスターヴに対して、どっちも、もうちょい大人な対応しなさいと言いたくなる。掃除夫に好き勝手やられすぎ。『天国でまた~』から、ずいぶんカッコいいキャラ改変がされているデュプレがいい味出しているのと、ポールが立派になっていく様が良いところ。大部分が人任せなこともあり、やはり復讐劇という感じはしない。ただし、人物のドタバタっぷりは読んでいて楽しく、ラストの締めくくり方も爽やかさが残り、損はない一冊。2019/04/12

ケイ

134
これじゃあ「モンテ・クリスト伯」じゃないかと上巻で思っていたが、最後の作者の謝辞が「我が師たるデュマ氏に捧げる ...」から始まっているではないか。なるほど、そうなのか。事実は小説よりも奇なりというように、このひどい話の元は、ル・メートル氏が歴史資料にあたって調べたことらしく、モデルとなった企業や銀行がある。下巻の展開には作者に脱帽。展開に深みを加えるのはデュプレ氏の存在だろう。親しき仲にも礼儀あり、互いに敬意を忘れない関係は素晴らしい。そして、対価は必ず支払わなければならないのだと思った。おすすめ。2019/01/31

hiro

103
痛快な復讐劇だった。上巻はマドレーヌが復讐を始めるまで、読むピッチは上がらなかったが、この下巻は一気読みだった。両世界大戦の間のパリが舞台だが、驚くことにあの首相も登場する。マドレーヌが実行する復讐の方法は、現代の進んだ科学捜査や監視カメラのある町では到底通用しないだろうが、この時代の設定でも、いつバレないかハラハラし通しだった。やはりルメトールの作品は面白いと再認識した。『天国でまた会おう』と共通の登場人物もいるようだが、第一巻を読んでなくても問題なく読めた。もちろん『天国でまた会おう』も読みます。2019/02/23

k5

89
マドレーヌの復讐劇が、淡々とリズムよく進みます。読んでいて面白いのは疑いないんですが、主に三人いる敵役のうち、どう考えても一人が外道すぎて、あとの二人にそこまでせんでもええんちゃうの?と思わなくもないです。しかし、最後の謝辞でルメートルはデュマを「わが師」と呼んでますね。これはいよいよ『三銃士』再読の時が来たかな。2021/07/24

のぶ

89
下巻に入り、1930年代のナチスが台頭してきている不穏な時代に、マドレーヌは周りの奸計により資産も住まいも失い、小さなアパートで暮らさなくてはならなくなった。これから先は、マドレーヌを裏切った者たちへの復讐の物語になって行く。でも描写に陰惨なところは特に見られない。オペラにのめり込む車椅子生活のポールの姿が潤滑油のようになっているのか?やがて上巻の冒頭でポールが転落した理由、というのも分かってくる。ミステリー化と思い読みだしたがそんな要素は薄く、ジェフリー・アーチャーの年代記に近いような印象を受けた。2019/01/13

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