ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ノア・P・シングルトンの告白

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ノア・P・シングルトンの告白

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  • サイズ 文庫判/ページ数 495p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151809019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

わたしの名前はノア・P・シングルトン。35歳で、ペンシルヴェニア女子刑務所に住んでいる。識別番号は10271978―かつてハイスクールで優等生だったわたしが、死刑囚としてもう10年も獄内で過ごしてきた。それもまもなく終止符がうたれる。処刑日が半年後に迫ったのだ。が、そんな時、恩赦の申請を検討中だという女性弁護士が訪ねてきた。その弁護士は、わたしが殺した女の母親。いったいどんな思惑が隠れている…?

著者等紹介

シルヴァー,エリザベス・L.[シルヴァー,エリザベスL.] [Silver,Elizabeth L.]
大学で創作等を学んだ後、教師、弁護士、司法書士などの職歴を経てライターとなり、2013年『ノア・P・シングルトンの告白』でデビュー。ロサンジェルス在住

宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめ

34
死刑囚ノアが助かるのか、ハラハラドキドキ。なぜ?どうして?、マーリーンの意図は?オーリーは?父親は?母親は? セアラは?と、最初から最後まで疑問ばかり。どこで何を読み落としたのだろう。ミドルネームの「P」って、どういう意味なんだろう。こんな壮大な物語、私の理解以外のもっとすごい解釈はあるはず。再読して解明するほどの体力なし。誰か教えて~。2017/11/30

星落秋風五丈原

27
一人語りというのは困りもの。三人称小説ならある程度離れた距離で登場人物達を見ていられるが、一人称は語り手の性格や考え方を「イヤだな」と思っても、その人にある程度乗っかっていかないと物語の先が読めない。そのため嫌な感情を持ちながら読み進むことになる。あ、だからイヤミスなのか。本来マーリーンの独白は物語の展開上なくても良い。それなのに冒頭で意図が明かされるものだから、ヒロインが知り得ない情報を知っている事は本来ちょっぴり優越感を抱けるにも関わらず、知っていることが逆に苦しみになる。これもイヤミスか。 2015/05/21

のぶ

15
死刑囚ノアの執行日までの、タイムリミットサスペンスであり、裁判ものの要素もあり、ひとりの生い立ちを描いた小説でもある。翻訳ものの登場人物が苦手な自分にとって、本作は登場人物が少なく分かりやすいが、その分単調な印象も否めない。ただそんな話を最後まで、飽きさせず引っ張っていく力のある本だと思う。本作がデビュー作のようで作家の名前を一応チェックしておきたい。2015/07/05

barabara

14
う〜ん、出てくる女性が程度が低いせいか、独白も頭悪そうで…登場人物にのめり込めない。もっと深刻に生い立ちを語るストーリーだったらいい題材だったのに。2015/03/16

井戸端アンジェリか

13
最初は林眞須美死刑囚の手記を読んだ時のような不快感だったのに、告白が進むとノアに少し同情してしまう。結局は仕方ないかに落ち着くわけですが、なんなのこの後味の悪さは。愛情の欠片も正直さもない、死刑になるかどうかなんて運と境遇と金次第なんですよーあんた、って叩き込まれた気分。 アメリカの死刑執行日は前もって×月×日とお知らせがあるんだね。日本の突然今朝執行とどちらが恐怖なんだろうか。2015/08/23

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