ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 7人目の子〈下〉

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ハヤカワ・ミステリ文庫
7人目の子〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151807022
  • NDC分類 949.73
  • Cコード C0197

出版社内容情報

その孤児院には秘密があった……〈ミレニアム〉〈特捜部Q〉読者必読の北欧サスペンス

内容説明

砂浜に横たわる“不可解な”女性の死体。周りには、ロープ、木の枝、難解なSF小説、首が折れたカナリアの死骸―事件は解明されず捜査は打ち切られた。だが数年後、重大な見落としが発覚する。女性のポケット内の写真にうつっていたのはデンマークで最も権威のある児童養護院だったのだ…施設をめぐり大人が隠してきた秘密、幼子を翻弄してきた秘密が明らかに。著者自身の経験をもとにしたデンマークのベストセラー。

著者等紹介

ヴァレア,エーリク[ヴァレア,エーリク] [Valeur,Erik]
1955年生まれ。ジャーナリストとして活動しながら、『7人目の子』を2011年に発表。スカンジナヴィア推理作家協会が授与する北欧最高のミステリ賞“ガラスの鍵”賞を受賞した

長谷川圭[ハセガワケイ]
1970年生、高知大学人文学部独文独語学科卒、フリードリヒ・シラー大学イエナ哲学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

85
下巻に入り、隠された謎が徐々に明らかになる。児童養護院の7人の子の人生が哀しい… 施設をめぐり 大人たちは何を隠してきたのか?実の親と 育ての親の間で 施設は何を してきたのか? 過去と現在が マリーの独白で語られる。 正直 誰が誰なのかわからなくなる 辛さがあるが、デンマークの闇の雰囲気が 北欧らしい…そんな作品だった。2023/08/17

キムチ

51
下巻の初めは奇妙なほど論理的な説明が続くので、一時霧が晴れたかの如き読み易さ・・気を良くしたらすぐに混迷のグダグダ。何せ、マリーの語りで終始する物語。どこまでが現実?妄想?嘆き・・しかも時系列がばらばらで。相変わらず突如登場したと思ったら別称。苛々も頂点。コングスロン事件の真実が明らかになっても・・誰が犯人でも大差ないとすら思えた。ただ、男5人と女2人。性差ゆえの艱難辛苦、懊悩を別とすれば悍ましさすら覚えるマウラの人間性とマグダレーナの数奇な人生がこの事件のコアではないかと思えた。あ2023/12/01

Nat

43
図書館本。長かった。挫けそうになりながら、ようやく読み終わった。真相は何となくやっぱりというものだったが、結局すっきりせず。北欧ミステリー、色々難しい。2024/06/27

小太郎

24
上下の感想。とにかく上巻で挫けそうになりました(だるくて)この本この頃読んでる北欧ミステリのなかでも有名な「ガラスの鍵」(湿地、ミレニアム、特捜部Qなど)賞を受けてるんで大丈夫と安心して読んだんですが。ただ我慢して下巻に入るとスピードが増して一気?。孤児院にいた7人の子供をめぐる多重の謎を解明する筋立ては良いんだけど、やはり翻訳の難しさかな。2019/02/11

星落秋風五丈原

23
ジャーナリスト出身とあって内容が記事みたい。確かに疾走感とはほど遠いでしょう。著者もまた生みの親を知らない孤児の一人であったという強い動機が書かせたのでしょう。何度も振り返って読みました。時系列がバラバラなのはダメだ!という人には向きません。2015/03/10

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