ヴィレッジブックス
救いようがない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 565p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784864911238
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

家族思いだが極度の心配性のSF作家ザック。近所の少女が殺害されたことから、都会は危険と不平たらたらの妻子を連れて郊外に移り住んだが、そこで今度は死体を発見。さらに気のいい隣人にもじつは裏の顔が…。郊外も物騒に思えてきた矢先、家族の不用心さを戒めようと、よかれと起こした行動で、なぜか命まで狙われだして―。とんだお騒がせ男が巻き起こす痛快ミステリー!

著者等紹介

バークレイ,リンウッド[バークレイ,リンウッド] [Barclay,Linwood]
トロント在住。新聞社勤務のかたわら、ノンフィクション作家として活躍した後、2007年に出版されたミステリー『失踪家族』が、英国で60万部のヒットとなり、世界30カ国以上で翻訳された。続く『崩壊家族』(ともにヴィレッジブックス)はカナダ推理作家協会アーサー・エリス賞(最優秀作品賞)を受賞

長島水際[ナガシマミギワ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

barabara

8
名作「失踪家族」、期待度満点だった「崩壊家族」、からの…まさかの三作目はドタバタパニックコメディ(と言うには気の毒すぎか…)で、新鮮な驚きと共に読み始め…さすがリンウッドさん、鬱々としたジメジメ暗い前作までとは真逆の持ち味に魅了され翻弄されっぱなし。焦りながらも気力で抜け出そうと自分を鼓舞するおかしさ、キャラが分かりやすい悪役達、まさかのご近所トリクシーが税理士ではなくアレだった日には…笑いました。普通に客のベルトを外す二人…!リンウッド氏はすごいストーリーテラーなのだと確信しました。長いけど最高。2014/04/23

Schunag

7
楽しく快活に読めるユーモア・ミステリ。とくにカール・ハイアセンがお好きなひとなら試す価値あり。あれほどCRAAAZYではないもののバラエティに富んだ「他人の不運」の可笑しみと変な登場人物たちが楽しいですし、一方でミステリとしての伏線などはもっと律儀に張ってあって、「ああ、よくできたものを読んだ」という満足感が得られます。主人公夫婦をサザエさんとマスオに脳内変換して読んでもおもしろいです。2014/04/08

にゃー

6
予想通りに好みな一作。みんなダメ人間でとってもハイアセンだけどパーネルホールのが近いかなぁ。後半の伏線回収が予想以上にうまくまとまっててホットファズ。読んでる間はこじんまりした印象は否めないけどグッド。コメディにおいてバカな殺し屋ほど面白いものはない。2014/05/02

にゃん

4
過去2冊読んでいて結構面白かった覚えのあるリンウッド・バークレイのデビュー作が出ていると知り、早速購入。 本作はコメディ仕立てのミステリーで、結構声を出して笑ってしまうようなところもあり、勝手に映画「なんちゃって家族」をイメージして読んだ 。ほんとに救いようがないけど憎めないお父さんが主人公です。2018/05/23

himehikage

2
ストーリーに破綻があるわけでもなく、キャラクターもしっかりしていると思う。なのにとても退屈…。2015/01/04

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