出版社内容情報
自立支援ホームで起きた少女殺害事件。事件解決のカギを握るのは自称霊媒の女なのか?
内容説明
少女の死体はベッドに横たわっていた。顔のほとんどがなくなっているようで、ほとばしった血が部屋中を赤く染めている―問題を抱えた少女たちのための自立支援ホームで、収容されていた少女が惨殺される事件が発生した。やがて収容者の一人ヴィッキーが姿を消していることが判明し、捜査に加わったヨーナ・リンナ警部は、彼女の行方を追うが…ベストセラー『催眠』に続き、ススェーデンで大ヒットを記録した超話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
86
ヨーナ・リンナ警部3作目。実は発売当時、ホラー好きな私は事前情報なく、書店にてタイトル買いをしていたのが今作「交霊」。読む前にシリーズものと分かって良かった。とはいえ、ヨーナシリーズ、もちろんどこから読んでも面白い。そして、ホラーとはちょっと違いますが、「催眠」「契約」共に期待通りに本書も面白い!ひとまず、下巻を読み進めます。2020/05/18
ケイ
59
間違いなく前二作より面白くなっている。作者の腕が上がったのかな。なら、後半も期待できそうだ。事件の起こった精神疾患を抱える女の子のための施設関連の人達、逃げた少女が車を盗んだために巻き込まれる牧師の母と息子、そうして霊が見えると言う女性。ヨークを通じて後半には話が繋がっていきそうだ。スウェーデンでは、未婚の母である女性の牧師は珍しくはないのだろうか。行動や錯乱の仕方も牧師らしくないし、驚いた。2014/03/28
キムチ
42
ケプレル初読みだが、結構サクサク読め、面白い。とはいえ導入部分は猟奇っぽく衝撃で食いついたまま一気読み。北欧の主人公の名前の覚えにくさが気にならない‥と言うのは章がショートという為か、こま落としフィルム鑑賞感覚 読み続けるのも苦にならない。世界トップクラスの福祉国家というスウェーデン、老人ホームや自立支援施設の描写を興味持ちつつ読み、寒々しい感覚を持ったのは私だけかな。ソーシャルワーカー、看護師の金属的な冷たさも予想に大いに反していて、展開が楽しみ。2018/06/21
reo
32
ビルギッタゴールデンにある、問題を抱えた少女のための自立支援ホームで二件の凄惨な殺人が起きる。警察の見解では入所者ヴィッキーが、管理人看護師エリザベトに鍵を渡すよう要求したが彼女は拒み逃げ出した。ヴィッキーはエリザベトを追いかけ、ハンマー⚒️で殴り殺し鍵を奪い、隔離室のドアを開けミランダを殺した。その後自分の部屋に戻り、凶器のハンマーを隠し、窓から逃げたと目星をつける。途中で女性牧師ビアの車を盗み、彼女の息子ダンテを乗せたまま逃げるが、その車はダム湖に突っ込み沈んでしまう。二人の遺体はあがらない。下巻へ❗2020/07/28
み
28
面白い♪どんな結末なのか予想もできません(^^)ヨーナさんの過去は何?下巻に進みます。2020/07/04
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