内容説明
少女の目の前で、父は母を殺した―ワインボトルを局部に挿入し頭を床に叩きつけて。見てはならないものを見てしまった少女は美しく成長した21年後、ワインボトルを用いて次々と男を殺し、死体を辱めることに快楽を見出すようになった…。一方、この連続殺人事件を追う刑事フランクは犯人が女だという確信を深めていく。彼が出会う美女たちの中に“殺す女”がいるのか?痛切な愛と暴力に彩られたサイコ・サスペンス。
著者等紹介
バーカム,ウェイン[バーカム,ウェイン][Barcomb,Wayne]
長く大学教科書の出版社のCEOを務めた後、フルタイムの作家に転身。地方の小出版社から刊行したBlood Tide(2003年)、Undercurrent(2006年)の好評を受け、大手出版社であるセント・マーティンズから『殺す女』を刊行。ベテラン編集者であった妻と二人三脚での執筆を続けている。フロリダ州サラソタ在住
山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あ~や★
10
まさしく私の求める海外小説のお手本のようなサイコ・サスペンス。 映像を見ているかのように、あっという間に読み終わりました。 犯人は最初からわかっているんですが、誰だかわからない。 最後の最後に美貌の殺人鬼の正体が明かされます。 やられたー(笑)2022/09/19
co_taro
3
敏腕刑事フランクはワインボトルを局部に挿入されるという猟奇殺人の犯人を追う。イケメン刑事で仕事の鬼、出世の階段を約束された男、さらに未婚の彼の前を、さまざまなタイプの女が通りすぎていく。物語を読み進めるうちに、ある特定の女性と犯人がダブってくる。美女の内のもう一人の人格、抑圧されていたサイコキラーはある出来事によって表面へと現れる。よもやそれが自分の身辺に居ようとは、気づかぬうちに深みにはまるフランク。最後に堕ちて破滅するのはいったい誰か、魔性のファムファタールの正体は一体?張られた伏線回収に驚愕せよ! 2010/07/12
らむり
2
読み辛い日本語訳でした。★☆☆☆☆
tom
1
図書館本。かみさんが先に読み終わり,私が途中まで読んだところで,・・・・と言った。まったくの同感。今時なら,サイコ系もいくらでも面白いからなあ。30年前ならヒットかも。2010/06/19
三門 優祐
1
長いしくどい。ラストの衝撃一本で魅せようとしている小説。2010/05/06
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