内容説明
貧乏弁護士ホイットニーに舞いこんだ依頼は、休暇で帰郷したまま戻ってこない家政婦を捜し出してほしいというものだった。事務所の家賃にも事欠く始末の彼女は、現金でぽんと支払われる報酬に魅かれ、調査を開始する。だがぶち当たったのは、まったく無関係の女性の死体。しかもその死体は、数十分で忽然と消えてしまったのだ！事務所の前を縄張りにしている売春婦ループの手を借り、ホイットニーはＬＡ社会の闇に挑む。
著者等紹介
ランバート，メルセデス［ランバート，メルセデス］［Ｌａｍｂｅｒｔ，Ｍｅｒｃｅｄｅｓ］
本名ダグラス・アン・マンスン。１９４８年テネシー州生まれ。南カリフォルニアで育つ。ＵＣＬＡ卒業後、弁護士となる。乳ガン手術を受けたのをきっかけに、３９歳でミステリ作家に転身。１９９０年に本名でデビュー作Ｅｌ Ｎｉｎｏを発表。１９９１年に『ドッグタウン』を、ついで続篇を１９９６年に発表したものの、その後は筆を折り、世界各地を放浪した。２００１年にガンが再発し、２００３年に死去
駒月雅子［コマツキマサコ］
１９６２年生、慶應義塾大学文学部卒、英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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GaGa
24
その日暮らしの女弁護士が事件に巻き込まれるオーソドックスなストーリー。協力者となる売春婦と主人公のやり取りはなかなか。舞台はロスアンジェルスだが、中南米の政治的あれこれも絡み、中盤は緊迫した内容も、読み終えるとかなりあっちゃこっちゃととっ散らかった内容だった。2011/07/24
かわちゃん
5
翻訳ミステリーものは続く。そして流石にこれは読み友さんも誰も登録してないっすね。女性のハードボイルドも好きなんですよね。寡作で亡くなった女性作家のランバードが、女性弁護士ホイットニーが孤独に闘う姿を描く佳作でした。映画的でもあるよなあ。2021/05/19
ジョニー
0
主人公の弁護士が一文にもならない事件解明に奔走するのかがよく分からない。どこかレズっぽい香りがした。2014/03/23
康芳英
0
理想に燃えながら現実の壁にぶち当たっている新米女性弁護士がひょんな事から事件に巻き込まれ成り行きでメキシコ系売春婦を相棒にして解決するというある種のバディ物。作中で実際にレズと言われて自分はそうじゃない否定しているものの男絡みの話にもやもやしたりするあたりを含めて相棒の売春婦への気のかけ方がなんとなく百合っぽい感じ。ただ主人公の女性弁護士が抱えている父親へのコンプレックスが頻繁に描写されるものの解消してなかったり、主人公の正確や描写のどうもすっきりしない感じが好きになれない。2013/07/31
ＥＲＩ君
0
結構好みの作品に立ったような気がする。2009/02/12
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- 和書
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