内容説明
感謝祭に沸くニューヨークに衝撃が走った。華やかなパレードを狙い、男が銃を乱射したのだ。百万ドルを払わなければ惨劇が起きるとの脅迫状が市長のもとに届けられ、極秘に捜査をしていた矢先のことだった。私立探偵フリッツ・マローンのはたらきで犯人は捕まった。だが、その男は脅迫犯ではなかった。市長は再び脅され、フリッツは事件の渦中に巻き込まれていく…マイクル・コナリーが絶賛する注目のハードボイルド。
著者等紹介
ホーク,リチャード[ホーク,リチャード][Hawke,Richard]
アメリカ南部の大工業都市に生まれる。少年時代から作家を志し、中西部のカレッジを卒業後、いくつかの新聞の書評や広告のコピーを書いていた。ティム・コッキー名義でミステリを5作発表している。『デビルを探せ』はリチャード・ホーク名義の第1作で、マイクル・コナリー、T・ジェファーソン・パーカーらに絶賛されたハードボイルドである
菊地よしみ[キクチヨシミ]
1951年生、東京大学文学部仏文科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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goro@the_booby
46
銃乱射事件に巻き込まれた探偵フリッツ。犯人は逮捕できたが、ニューヨーク市市長と警察本部長から捜査を依頼される。強請られているニューヨーク市なのに公表できない。デビルとは誰なのか?すべてを疑え!とフリッツに助言する恋人の父でもあり探偵業の師匠のチャーリーがいい味。もつれた糸を解くことは出来るのか!?もつれすぎかもしれないけど楽しめた(^_^)2017/11/04
藍兒堂
1
★★★☆ ほぼ同時期に読んだ「ボストン 沈黙の街」にかなり被る氣がするので半星落ちたが、読み順が逆なら分からなかったかな。でもランデイは他にも刊行されているから有利かなあ。でもこちらはボストン〜の主人公が警察なのに比して、しっかりしたハードボイルドでしかも私立探偵が主人公なのがとても評価したいポイントだなあ。いくら頑張って渇いた風にしても、警察が主人公だと組織力や法にもの言わす感じが冷める。その点探偵は一匹狼だから良い。大好きな原尞氏もどっかにそう書いてたぜ!。うーむ2017/11/27
Ryosuke
1
竹2015/06/25
さしとおう
1
「ナティヴィダッドは二十歳です」「それは若いですね」「たしかに」シスター・メアリはほほ笑んだ。「わたくしどもが年を取れば取るほど、若い人は若くなります」336pより2009/05/14
Ryosuke
0
竹2011/01/13