内容説明
失踪中の辣腕弁護士が射殺死体で発見された。被害者の息子ワークは、傲慢で暴力的だった父の死に深い悲しみを覚えることは無かったが、ただ一点の不安が。父と不仲だった妹が、まさか…。愛する妹を護るため、ワークは捜査への協力を拒んだ。だがその結果、警察は莫大な遺産の相続人である彼を犯人だと疑う。アリバイを証明できないワークは、次第に追いつめられ…。スコット・トゥローの再来と激賞されたデビュー作。
著者等紹介
ハート,ジョン[ハート,ジョン][Hart,John]
1965年、ノース・カロライナ州に生まれ、現在も同州に在住。幼少期を本書の舞台となったローワン郡で過ごす。デイヴィッドソン・カレッジでフランス文学、その後大学院にて会計学と法学の学位を取得した。会計、株式仲買人、刑事弁護などさまざまな分野で活躍したが、やがて職を辞し、作家を志す。一年間図書館にこもって執筆した『キングの死』が、デビュー作とは思えない高いクオリティが多くの出版社に注目され、争奪戦が勃発。発売後も全米各紙誌で絶賛され、新人としては異例のセールスを記録した
東野さやか[ヒガシノサヤカ]
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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