内容説明
ショッピングセンター建設予定地で見つかった無数の白骨死体。殺人か?事故か?ブランドものに身を包んだ美人弁護士マニーと見た目は冴えないが超一流の検屍官ジェイクは、共に調査に乗りだした。最初はぎこちないコンビだったものの、お互いをよく知るうちに息も合いはじめる。だが、事件の鍵となる意外な事実を突きとめた時、何者かが彼らを襲った!サスペンス&ロマンスが絶妙に絡みあう全米ベストセラーの話題作。
著者等紹介
ベイデン,マイクル[ベイデン,マイクル][Baden,Michael]
アメリカを代表する超一流検屍官。ニューヨーク市警の主任検屍官やFBI、司法省、ロシア政府の顧問を歴任し、暗殺されたケネディ大統領やマーティン・ルーサー・キングの事後調査にも携わった経験を持つ。人気テレビシリーズの司会も務めている。妻のリンダと共に書いた『永遠の沈黙』でミステリ界に華々しくデビューした
ケニー,リンダ[ケニー,リンダ][Kenney,Linda]
マイクル・ベイデンの妻。人権派弁護士、テレビのコメンテーターとして活躍している
藤田佳澄[フジタカスミ]
上智大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みも
55
プロットは悪くない。謎の人物に狙われ募る恐怖心と、次々と解明してゆく意外な真実。行きつく先は予想外のところへ。サスペンス・ミステリー・ロマンスが程よくミックスされているが、感情の揺らぎや男と女の機微にはやや不可解な点もあり、ディテールには雑な点も散見される。ただ本作は夫婦共作で、夫が一流検死官で、妻が人権弁護士。職業が生かされる顕著な個所はなんといっても検死シーン。冷静沈着に淡々と死体にメスを入れる様相を、読者がどのように捉え得るかが胆。可もなく不可もなくといったところで、敢えてお薦めしたいものではない。2019/04/28
uni
6
さすが本物の検屍官が書いただけあって死体解剖のシーンは今まで観たり読んだりした中でも最高に気持ち悪かった(汗)でもそれを楽しむジェイクと、手伝うマニーの心の声がおかしくて吐きそうになりながらも笑ってしまった。このコンビのユーモアさが事件を重くしすぎず読みやすかった。2017/01/30
てりやき
2
サスペンス部分はスリルいっぱいで、続きが気になってすいすい読めた。最終的に話がけっこう大きくなるのはアメリカっぽい。翻訳の本はあまり読んだことがないのだけど、こんなもんなのかな?小説としては違和感のある表現が多かったような気がする。直訳すぎるというか。ドラマ化したら面白いんじゃないかな。2012/06/06
アーチャー
2
なぜかどこの古本屋でもよく目にする本作。ということは、売れてたってことか?2008/12/30
やなぎにかえる
1
仕事のできる大人(?)の女、検死官、サスペンス、時々ロマンスあり。私としては好きにならない訳が無い組み合わせ。面白かった。ただ、訳の仕方か、本文の癖か、文化の違いか、少し分かり難い文章が多かったかも・・・。2014/01/26