ハヤカワ・ミステリ文庫
グルメ探偵と幻のスパイス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 479p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784151762529
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

古今東西の食べ物を知り尽くしたぼく、グルメ探偵が鑑定したのは人類史上もっとも高価といわれる幻のスパイスだ。心をとろけさせる至福の香り、口じゅうに広がる極上の風味―まちがいなく本物だ。無事に仕事を終えて緊張から解き放たれたのも束の間、スパイスがこつぜんと消え、さらに殺人まで起きて、なぜかぼくが第一容疑者に?!超一流の味覚嗅覚フル稼働で真犯人を突き止めてやる!絶品、満腹フルコース・ミステリ。

著者等紹介

キング,ピーター[キング,ピーター][King,Peter]
ロンドン大学を卒業後、さまざまな職を渡り歩き、フランス、イタリア、ブラジルなど世界中を転々とする。多芸多才、多作な人物で、ラジオや舞台の脚本、旅行記、ミステリ、グルメガイドなど100を超える作品を発表している

武藤崇恵[ムトウタカエ]
成蹊大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

68
残暑が続く日々にはこんな軽めのミステリーが似合う。『幻のスパイス』という無いような有るような微妙な題材を選ぶセンスが良い。そして、美女達にふらふらしていく優柔不断さと犯人扱いされても払拭出来ないダメっぷりだったが、最後の相手を引っ掛けるグルメ探偵ぶりはさすがです。2024/09/11

ななししりー

3
ヨーロッパよりは中東・アジア系の料理が多く登場する。色々なレストランが出てくるが、文章を読んでいるだけで興味と食欲をそそられる。女がみんな美女なのもよろしい。ある程度スパイスの知識がないと、文章からエキゾチックなスパイスの香りを感じ取ることは難しいかも。なんちゃってミステリーで料理の薀蓄・描写が9割を占めるので、口内炎で美味しい物が食べられないときの心の慰めるのにオススメの一冊。2013/01/05

ブルーローズ

3
珍しい食材探しをする「グルメ探偵」。今回もおいしそうな食事や薀蓄が。ストーリーも気軽に読めます。とにかくイメージがあふれ出てくるような文章なのもいい。2010/04/07

BECHA☆

2
ぼくはイギリス人のグルメ探偵。といっても犯罪捜査ではなく食材の仲介業といったところ。幻のスパイスが発見されたので鑑定して欲しいという友人の要請でNYへ飛んだが、通関に立ち会い本物(もしくは未発見の新種のスパイス)と判明したところでスパイスは消え去り、友人も射殺され第一容疑者扱いとなる。なんとかスコットランドヤードのお墨付きを貰って、協力者に格上げして貰い、スパイスの行方と犯人捜しを始めるが。。。世界各国の美味しいものがこれでもかと紹介されコージーミステリー男性主人公編といったところ。2014/07/13

くぃじ084

2
ミステリっぽくは無かったけれども、とりあえず「おいしいもの食べに行くぞ~!!」っちゅう気分になった。もちろんスパイスきいてそうなエスニック(中東・アフリカあたりか?)料理。映像化したならば、かなり美味しそぉぉなモノになるな、なんて妄想したりして。2012/01/15

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