内容説明
ぼくはグルメ探偵。料理関係が専門で、ライバル店で大人気の特別料理のレシピを探り出すという依頼を受けたところだ。さっそく店で至福の味を堪能し、独自の技を駆使して食材、調理方法を突きとめた。調査結果を依頼人に伝えてひと息ついていると、次の依頼人が…あの料理を作ったシェフじゃないか!店の営業妨害をしている人物を見つけてくれ?それって、ぼくのことか!食欲を刺激する美食満載の新シリーズ登場。
著者等紹介
キング,ピーター[キング,ピーター][King,Peter]
ロンドン大学を卒業後、さまざまな職を渡り歩き、フランス、イタリア、ブラジルなど世界中を転々とする。多芸多才、多作な人物で、ラジオや舞台の脚本、旅行記、ミステリ、グルメガイドなど100を超える作品を発表している
武藤崇恵[ムトウタカエ]
成蹊大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椛
9
初めて読んだ男が主役のコージーミステリー。 ミステリ目的で読むともしかすると物足りないかもしれない。 でもコージーなだけあって出てくる料理はやっぱり美味しそう。 それに個人的にはこの主人公のキャラが好き。 続きも出ているみたいなので読んでみたい。2018/11/09
barcarola
4
グルメ探偵を自称する主人公ではあるが、いわゆるミステリにおける「探偵」ではなく、実際事件に巻き込まれてもあまり役に立っていない。と、ユニークといえばユニークな設定である。料理が次々に登場するが、興味がない人間にとっては少々退屈。2024/07/27
ほちょこ
4
料理は沢山出てくるし、おどろおどろしいミステリではないし、楽しめる要素は沢山あるのに、残念感が残る。うーん。なんだろか?主人公の人となりが今ひとつ、魅力がないんだなぁ。格好良くなくても、スマートじゃなくてもいいのに、どこか中途半端。次作、どうしようか、悩みどころ。2015/03/30
むくむく
3
主人公に名前なかった。読み終わって気が付きました。ミステリ好き(探偵物はとりわけ好き)で食材を探し出す仕事をしている主人公が著名なシェフからライバル店のある料理秘密を探る依頼を受ける。その直後、そのライバル店のオーナーシェフから妨害行為の捜査を強引に依頼された。まさか自分のこと?とびくびくしながら…この主人公の草食ぶりが可愛らしい。本人全然役に立ってないけど彼が連想する探偵たちが嬉しい顔ぶれです。スコットランドヤードに食品特捜班って本当にあるの?主人公の簡単な朝食が簡単ではない。翻訳少なすぎ!2022/07/03
ふみえ
3
スッゴいフランス料理が満載。どんだけ美味しいのか食べてみたいです。ヘタレな探偵さんは、料理にあう音楽も提案していて、“肉じゃが“にあう音楽は?とマジで熟考。ミステリーも正統派。無駄な人物も沢山いて、犯人探しは撃沈でした。2013/12/09