内容説明
ニューヨークの画廊で新進芸術家が死亡した。泥酔して麻薬を打ったためだった。事故死と断定されたが、その場にいたミス・メルヴィルは関係者の話を聞くうちに疑惑を強めていく。やがて画廊の経営者が殺されて事件は思わぬ方向へ…画家として名を成して殺し屋から足を洗ったものの、美術界の黒い陰謀に巻き込まれ、ミス・メルヴィルは素人探偵に！お嬢さま育ちの愛すべきオールド・ミスが活躍する人気シリーズ第２弾。
著者等紹介
スミス，イーヴリン・Ｅ．［スミス，イーヴリンＥ．］［Ｓｍｉｔｈ，Ｅｖｅｌｙｎ Ｅ．］
１９２７年ニューヨーク生まれ。クーパー・ユニオンと美術学生連盟で学び、美術に造詣が深い。雑誌の編集長、クロスワード・パズルの出題者として活躍した。１９５０年代から雑誌にＳＦの短篇を発表しはじめ、デルフィン・Ｃ・ライアンズ名義のものも含めて多くの長篇がある
長野きよみ［ナガノキヨミ］
日本大学芸術学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizi
4
古本での価格にいい値段がついているが、そこまでの内容かというとちょっと。面白いけどね。2024/10/02
Katja
0
1作目にはあまりミステリーという感じではなかったですが、本作はミステリー作目。 個人的には1作目の方が好みかな特にアレックスの変わりようが。。。2016/06/29
ワコ
0
主人公が画家として成功しているので１作目ほどの楽しさはないものの、複雑に絡み合う登場人物や伏線、段階的に解けていく謎等、読み応えがあっておもしろかった。ただ「傍迷惑な周囲の人々に振り回される主人公」として描かれているけれど、主人公が体面を気にしていい顔するのが一因ではないかと思わされ、苛立つ部分もありました。2011/03/25
ブルーローズ
0
実は再読。はしばしに見える階級意識や辛らつな人間観察が面白い。2010/03/03
machi
0
一巻目よりいい。探偵と犯人始末を一緒にするところが。2010/02/09
