ハヤカワ・ミステリ文庫
ミス・メルヴィルの後悔

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  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151751516
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

名家の生まれだが貧乏暮らしのミス・メルヴィルは突然、収入源である美術教師の職を失ってしまった。パーティーにもぐりこんで食費を節約してはいるものの、生活は苦しくなるばかり、ついに彼女は自殺を決意した。ところが、ひょんなことから射撃の腕を見込まれて、フリーの殺し屋として働くことに…お嬢さま育ちのオールド・ミスが繰りひろげる痛快な活躍。ニューヨークを舞台に、軽妙なタッチで描くシリーズ第1弾。

著者等紹介

スミス,イーヴリン・E.[スミス,イーヴリンE.][Smith,Evelyn E.]
1927年ニューヨーク生まれ。クーパー・ユニオンと美術学生連盟で学び、美術に造詣が深い。雑誌の編集長、クロスワード・パズルの出題者として活躍した。1950年代から雑誌にSFの短篇を発表しはじめ、デルフィン・C・ライアンズ名義のものも含めて多くの長篇がある。1986年に初めてのミステリである『ミス・メルヴィルの後悔』を発表し、好評を博した

長野きよみ[ナガノキヨミ]
日本大学芸術学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sawa

3
★★★★☆ お金に困った元財産家の中年女性メルヴィルは、自殺しようと持参していた銃で、勢い余って暗殺を成功させてしまう。偶然目撃していた別の殺し屋から組織に誘われ、殺し屋家業に…という何ともバカバカしい設定。メルヴィルの旧弊で上品すぎるズレた感覚が愉快。組織との連絡係であるアレックスが後半からかなり小狡い男になるが、いい男。次の作品も読もっと。(図)2011/12/22

shushu

1
40代半ばのNYの名家出身、だけど父親が金を使い込んでしまったため、ギリギリで生活していたヒロインが失職し、アパートも住んでいられなくなって、たまたま殺し屋にスカウトされて、というお話。留守電も一般的ではないので、どこにも監視カメラもない時代のお話。40代半ばのヒロインを今ならこういうふうにおばさんにも書かないだろうし。このミステリは600円だし。四半世紀、色々変わりました。2016/01/31

ユミ

1
再読。なんか5年に1回位に再読してしまう・・多分好きなんでしょう。元資産家のお嬢様(現在おばちゃん!)と殺し屋(イケ男)がいい味出してる。ただ後半のアレックスが好みではないかな。だから次巻からは好きではない。2015/07/12

himehikage

1
人殺しを稼業とするからには、なんらかのハンディーを背負ってほしいものだが、何もないとはいかに。2005/06/05

Chunko

0
また読んじゃった。何度読んでも面白い…1993/04/01

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