内容説明
銀行強盗を追う保安官が拾ったヒッチハイカーの正体とは?屋根裏部屋で起きた、首吊り自殺の真相は?一攫千金の儲け話の真偽は?制限時間は2分間、きみも名探偵ハレジアン博士の頭脳に挑戦!手がかりはすべて問題文のなかに隠されている。動かぬ証拠を押さえて犯人を追いつめろ。事件を先に解決するのはきみか、博士か?いつでも、どこでも、どこからでも楽しめる、面白くてちょっぴりためになる推理クイズ集。
著者等紹介
ソボル,ドナルド・J.[ソボル,ドナルドJ.][Sobol,Donald J.]
1924年ニューヨーク生まれ。著書が60冊以上ある児童書作家。オーバーリン大学を卒業後、新聞記者からフリーライターに。1963年から開始した「少年探偵ブラウン」シリーズは、“百科事典”の異名を取る博覧強記な少年が、警察署長の父親に代わって毎回事件を解決するというミステリで、世界じゅうで愛読されている。同シリーズの功績によって、1976年にはアメリカ探偵作家クラブから特別エドガー賞を授与された。フロリダ在住
武藤崇恵[ムトウタカエ]
成蹊大学文学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
140
5分間ミステリとかも流行っていますがこれは2分間ミステリ全3巻の第1冊目です。ちょっとしたことでのヒントでその問題が解決できます。2ページでの問題が71入っていてちょっとした暇つぶしにはなります。2015/11/15
れみ
126
医者で名探偵のハレジアン博士が様々な事件や謎を解く71の短いミステリー。ハレジアン博士やその他の登場人物がたどり着いたのと同じ答えが見つかるものもあれば、なんだかこの部分がモヤっとするけど明確な答えは分からないものや全く答えが思いつかないものや、そんなの文化が違うから分からないよ〜というものまで色々あったけど、頭の体操や雑学の吸収に役立つところは多い。ちょっとした隙間の時間に1・2〜数話くらいをちょこちょこ読むのが楽しい本。私みたいにいっぺんにガーッと読もうとするとちょっと疲れるかもしれない^^;2017/12/05
ジャムうどん@アカウント移動してごはんになります
63
題名通り二分間程度で読める短編が71収録されています。考えつつじっくりと読ませて頂きました。問題文は見開き一ページ程度なので、読み返しまくっていると「違和感」を感じられたりして、運良くそこから解けたりすると最高です^^長編だと推理してみようとは思っても、勘を抜きに理詰めで解くのは難しいように感じますが、これなら!頑張れます。基本的には独立した作品ですが、ハレジアン博士やむちゃくちゃなタレこみ屋ニックなど追いかけたくなる人物も。ちなみに、記録は71分の38。頑張ったことにしましょう(笑)うん。2016/01/14
セウテス
57
たったニページのショートショートと、読者への挑戦がついた71問のミステリクイズ作品です。この作品は、登場人物が決まっていて、一つの世界観を形成しているので、すんなり問題に入れます。ある意味連作ものと、言えると思います。主人公で探偵役の高名な犯罪学者ハレジアン博士を筆頭に、警視や保安官、博士の彼女オクタヴィアや自称プレイボーイのシリル、イタズラ好きのマダムなども登場します。その脇役たちのキャラクターが、一人一人際立っていて、しかもはっきりと個性付けされているので、飽きる事無く楽しめるクイズ集だと思います。2015/05/24
ともかず
55
どの謎解きも2.3ページで出題され、その謎を読者が推理するというスタイルの小説。ただ魅力がありそうな舞台装置などがあっても一瞬で終わるのでなんだか味気ない。それぞれの謎解きは主人公の名探偵が解いているという点のみが同じで、話の繋がりは全くなかったからそう感じたのかも。2017/05/09