内容説明
鋭い嗅覚をもつ、34頭のブラッドハウンド―それがジョー・ベスの家族だ。彼女は犬たちを追跡犬として訓練し、警察と契約して行方不明者の捜索や麻薬捜査に携わっている。次々と舞いこむ仕事の依頼に追われるなか、亡き父親の遺言の件で弁護士のウェイドがジョー・ベスを訪ねてきた。彼女の父の死後、遺言がずっと執行されないことに疑問を抱いたという。彼女はウェイドと共に不可解な遺言状に絡む謎を密かに探り始めるが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryuko
7
若竹さんの「さよならの手口」で紹介されていた一冊。警察に協力して、行方不明者捜索したり、麻薬捜査をしたりするブラッドハウンドのオーナーで、もちろん自ら捜索するジョー・ベスが主人公。父の遺言が執行されないことに疑問を抱いた弁護士が訪ねてくる。この弁護士あやしいよね〜と思いつつ読み進めるが、まだ事件は起こらず。下巻へ続く。2014/12/27
ひみこ
3
とにかく面白い海外ミステリが読みたくて、若竹七海の小説に登場したこの本を古本で購入。羽村晶が勧めるだけあって女主人公が強い!そしてやたらコーヒーとかコークとかタバコが欲しくなる小説。嗜好品や服装の描写が丁寧。アメリカ南部の空気感と女性の強さを感じる小説2017/06/14
tai65
2
星4・52020/11/03
akiko
0
若竹七海の小説の中の女探偵さんのお勧めということで読んでみた。個性的な登場人物がたくさんで、これからまだまだ事件が起きて面白そう!下巻が楽しみ。2017/11/14
Lole
0
ミステリー小説としては、追跡犬を題材にしたものが珍しいと思う。ブラッドハウンドという犬種は、非常に嗅覚に優れていて欧米では追跡犬によく使われる犬種なのだが、日本では一頭も飼育されていないので、その犬種の習性や特徴が分かりやすくて興味を引いた。 しかし、小説の内容としては、主人公目線で語られる文章が、南部訛りやスラングも混じり、かなり読みにくかった。2019/10/07
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