内容説明
万能スポーツ・エージェントのマイロンでもボディガードはお断わりだ。が、予想外にも女子バスケ界の期待の新星ブレンダを脅迫者から守ると請け負ってしまった。一週間前、彼女の父親が失踪した直後から執拗な脅迫電話に悩まされているという。父親の行方を追う一方、マイロンは脅迫が20年前に姿を消したきりのブレンダの母親となにか関係があると確信するが…揺れる恋のなか、マイロンが見えない敵に敢然と挑む第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
30
マイロン・シリーズ5作目。といってもちょっと前に7作目を読んだばかりのこれが2冊目です。女子バスケの新星ブレンダが脅迫を受け、マイロンが彼女を警護することに。さらに1週間前に姿を消したブレンダの父親探しを始めた調査は、やがて20年前に失踪したブレンダの母親探しへと繋がっていく。前半の取り散らかったような事実が一気に収斂していく後半の畳みかける展開が圧巻。そして明らかになる意外な真相と苦い後味の余韻。読み応え十分で、このシリーズが気になり始めました。2022/07/17
Alice@JazzCafé
4
スポーツ・エージェントのマイロン・ボリター・シリーズ第5弾。面白くて一気読みしていたら、夢の中でも読み続けていました。マイロンのナンセンスな減らず口や、友人のウィンやエスペランザとの漫才のような会話にはいつも笑えるのですが、内容はかなり重かったです。そして非常に切ない結末が…!精神的ダメージを受けたマイロンの今後が心配なので、続けて次のシリーズ第6作『パーフェクト・ゲーム』に進みます。2012/11/17
m.a
1
読了。このシリーズは「カムバック・ヒーロー」がピークかと思ったが、それを上回る衝撃をつきつけてくる傑作でした。登場人物の軽口と裏腹に紡がれる重い物語に涙。クライマックスでマイロンが下す決断が悲しくも美しい。2016/06/19
読書大好き
1
面白かった2015/01/21
聖月
1
〇先に『パーフェクト・ゲーム』を読んでしまい、本書に何度も触れていたので、慌てて古本を取り寄せ。ブレンダあっけなし。2010/11/21




