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ハヤカワ・ミステリ文庫
死の仕立屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151708091
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

夏のコートダジュールを襲った惨劇。複数の死体を頭部、四肢、胴体と切断し、それぞれ縫合して街角に飾る猟奇事件が起きた。第一発見者のマルセル巡査は昇進を狙い事件を追うが、そんな彼を嘲笑うかのように、なぜかマルセルの担当区域でばかり縫合死体が続々と見つかる。犯人は身近にいる?!やがて、犯人の魔手はマルセル自身にも及び…幾重にも伏線を張った叙述トリックの妙と怒涛の展開をみせる驚愕の本格サスペンス。

著者等紹介

オベール,ブリジット[オベール,ブリジット][Aubert,Brigitte]
1956年、南仏カンヌ生まれ。1992年に『マーチ博士の四人の息子』で作家デビュー。本格ミステリ、ホラー、ハードボイルドなど多彩なジャンルの作品を執筆し、人気作家として健筆をふるっている

香川由利子[カガワユリコ]
1954年生、京都大学大学院修士課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぽぞう☆

23
「マーチ博士の四人の息子」がまあまあ面白かったので作者買い。映画でもそう感じるけど、フランスの作品というのは独特の匂いがある。そこが好きかな。英米のものほどめざましさみたいのはないんだけど、ムードというか。2016/05/10

mejiro

13
グロ度が増した場面が気持ち悪いのを除けば、コミカルで軽やかな文章で読みやすい。著者の趣味っぽい気もするけど、ここまでグロくする必要はあるんだろうか…?わざわざ読者層を狭めてるようで、おもしろいエンタメを書けるのにもったいない。そんなところも著者らしいといえるのかも。2018/12/18

歩月るな

12
ここに来て解説に森英俊氏が登板。こんなものも読んでいるとは。人物や設定は異なるが『異形の花嫁』から続いて、舞台はコートダジュールとなる。まっとうな警察小説としての体裁を保ちつつも、「犯人の物語」として展開していく陰惨な連続殺人である。警察の無能さと言えば、フランス映画たる『トランスポーター』や『96時間』などのリュック・ベッソン作品を思い起こさせる辺り、そういうイメージになってしまう所がある。その辺りのスピリッツが通じている所がある。それもフランス作品らしさなのか。映画だと更に『ブリッツ』も思い出す所。2019/10/14

けいちゃっぷ

11
あまり感心はしなかったが『マーチ博士の四人の息子』を読んでいたので解説をチラッとのぞいたら、この作者は一作一作毛色が違うというようなことが書かれてたので「ほほー」と買ってみたが、よもやのまさかの落胆のサイコキラーもの。 こんなアホな芸術家ぶったサイコはいないだろうし、警察の無能ぶりも際立っているから、もしかしてパロディかもしれないけど、それでも読むのはツライ。 ラストも驚くところなんだろうが、続きなんか読みたくもないからどうでもいい。 286ページ 2016/04/29

Cinejazz

8
夏のコ-トダジュ-ルを舞台に展開するハンニバル・レクタ-を凌ぐ連続猟奇事件は、犯人の独白から始まります。その犯人は誰もが知る人物というだけで、名前が明らかにされません。よって最後の大団円まで翻弄されながら、サスペンスフルな謎解きが楽しめる仕掛けになっています。鳥肌立つ闇の世界に読者を釘付けにして離さない、ブリジッド・オベ-ルの饒舌ミステリに酔い痴れながら・・・乾杯!2020/09/02

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