内容説明
教師の特権の夏休みを返上して参加したサマースクールは、うんざりすることばかり。猛暑の授業に生徒はやる気なし。ただ一人、向学心に燃える移民の生徒エイプリルだけが救いだ。だがある日、その彼女が失踪してしまった。さらに、同僚の黒人女性教師が夜ごとの脅迫電話に悩んでいると打ち明けてきた。二人の身を案じ、真相を探りはじめたわたしに、謎の脅迫状が。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅり子
9
久しぶりに再読。完全に忘れてる。夏休み返上でサマースクールで授業をするアマンダ。そこにはいろんな人種の生徒達が。フィラデルフィアというアメリカが誇る歴史の街で悪夢のような人種差別が泥のうねりのように広がっているのに、読んでいくのに苦労疲弊。アマンダと恋人の刑事マッケンジーの言い争いにも疲れた。いやもうあまりの悪の臭いに途中でもうやめようかと思ったくらい。シェークスピア(アマンダは英語教師)のロミオとジュリエットが鍵となって物語は進む。移民と白人。異色人種と白人。可愛い猫のマキャヴィティ!で救われた(涙)。2015/11/24
AMBER
4
アマンダシリーズついに翻訳されてるのが最終巻をむかえてしまったぁ。ずっとアマンダの恋愛模様がしっくりこなかったからいかがなものかとドキドキしてたけど、ようやく落ち着いた?ようね。今回はアマンダ母によるとんでもないヘンテコ男が送り込まれて生理的にムリ要素強かったなぁ~。事件も人種差別がキーワードで酷い内容。ハンサム男はミステリアス!2015/07/18
エヌる@遅れてきたルーキー
0
強さを見せる女性、なかなか上手く行かない恋愛、日常への不満、押し寄せる新しい人間関係と事件・・・とテンプレのような展開だと感じた。アメリカはこういうのが好きなのかな?フィラデルフィアという場所柄、人種問題、サマースクールやAAなどアメリカの文化がとても良く出ているのでそこに馴染めるかで評価が変わりそう2019/03/22