ハヤカワ演劇文庫<br> 三好十郎〈1〉炎の人

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ハヤカワ演劇文庫
三好十郎〈1〉炎の人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 211p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784151400223
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0193

内容説明

その正義感ゆえに炭鉱町の宣教師職を追われ、絵画の道に救いを見出した男ゴッホ。弟テオの献身的な支援のもと、パリでロートレックやベルナールらに触発され画家修行に勤しむが、世界と己の溝は深まるばかり。敬愛するゴーガンとの共同生活の果てに彼が辿りついた境地とは…。孤高の天才画家が駆けぬけた炎のごとき生涯を圧倒的な筆致で描き出す、日本演劇史に燦然と輝く巨星の代表作。読売文学賞受賞。

著者等紹介

三好十郎[ミヨシジュウロウ]
1902年、佐賀市生まれ。劇作家・詩人。複雑な家庭事情により孤児として少年期を過ごし、苦学して佐賀中学校を卒業。その後上京し、早稲田大学文学部に進学。在学中の24年、「早稲田文學」に『雨夜三曲』など詩5篇を発表、詩人としてデビュー。卒業後、28年「左翼藝術」に処女戯曲『首を切るのは誰だ』を発表。続けて同年、『疵だらけのお秋』を全日本無産者芸術連盟(ナップ)の機関紙「戦旗」に連載、プロレタリア劇作家として脚光を浴びるが、マルクシズムに疑問を抱き、34年の『斬られの仙太』で転向問題を提起。その後PCL(現・東宝)文芸部に4年間在職、映画シナリオ執筆に携わる。戦時中も劇作を発表し続け、終戦までに『浮標』『獅子』などを発表。戦後の『廃墟』『猿の図』『その人を知らず』『胎内』は〈戦後4部作〉と称される。51年、劇団民藝の求めに応じて『炎の人』を執筆、同作は51年中の初演・再演併せて演劇史上空前の観客動員数10万人を記録した。翌年『炎の人』その他で第3回読売文学賞を受賞。57年『水仙と木魚』が日本初のテレビドラマとしてNHKにて放映。58年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

103
ゴッホの一生をテーマにした戯曲。テクニックや技法で絵を描くのではなく、人や動物、植物、物などの存在そのものを描こうとしたために、他人と摩擦や争いが起こってしまうのがゴッホの生き方だった。その生き方は彼の優しさにもつながり、牧師として派遣された炭鉱の怪我人を一生懸命看病したりする。困った人をほっとけない性格だったようだ。このようは理想主義は現実の世界に敗れ去り、彼は心を病んでしまう。惨めな一生だったのかもしれない。それでも戦い抜いてあのすばらしい作品を残してくれたことは気高く生きることの意味を教えてくれる。2014/04/04

nightowl

2
伝道師としての生活からゴーギャンとの別れまでを綴ったゴッホの戯曲。やはり、画家になってからの展開が最も冴えている。(ここが魅力ではあるけれど)情熱を傾ける対象へ真摯に向き合いつつも、余りに自分自身に厳しすぎたために破滅の道へと向かう様に胸震える。後半の絵画を通してでしかコミュニケーションを取れず、何か否定的なことを言われる度に酷く傷付いてしまう人物像は現代的なものを感じずにはいられない。思い入れたっぷりに演じると、観客の入り込む余地が無くなりそうで匙加減の難しそうな作品。2017/06/14

ある晴れた朝に

0
三好十郎49歳、力が入った作品。劇場で見たいと思った。 ゴッホと弟テオ、ゴーガン。全ての登場人物が個性的、ゴッホの芯から涌き出る泉のような人に対するあたたかさにホッとする。こういう人が居てくれたことにホッとする。

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