ハヤカワ演劇文庫<br> テネシー・ウィリアムズ―しらみとり夫人、財産没収ほか

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ハヤカワ演劇文庫
テネシー・ウィリアムズ―しらみとり夫人、財産没収ほか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151400063
  • NDC分類 932
  • Cコード C0197

内容説明

家賃支払いを迫られ、南米に所有する農園から送金があるとうそぶく女。上流気取りとは裏腹に部屋に転がる物は…「しらみとり夫人」。年に似合わぬ濃い化粧の少女。人気者だった亡姉の服も知り合いも継いで幸せだというが…「財産没収」。入院を勧められた中年娼婦が、行き先を恐れて助けを求める相手は…「バーサよりよろしく」など七篇収録。過酷な現実と理想の狭間で悩む人間の孤独と哀しみを描く名匠の一幕劇集。

著者等紹介

ウィリアムズ,テネシー[ウィリアムズ,テネシー][Williams,Tennessee]
1911年ミシシッピ州生まれ。二十世紀最高の劇作家の一人。本名トマス・ラニア・ウィリアムズ三世。ミズーリ大学、ワシントン大学、アイオワ大学などで学ぶ。様々な職を経て、44年、作家業に専念する。『欲望という名の電車』(1948)、『熱いトタン屋根の猫』(1955)でピュリッツァー賞を二度受賞、この二作と『ガラスの動物園』(1945)、『イグアナの夜』(1961)で四度のニューヨーク劇評家協会賞を受賞、『バラの刺青』(1952)でトニー賞を受賞するなど受賞歴多数。作品の舞台にもよく取り上げたニューオーリンズのフレンチ・クォーターで長年暮らした。三度来日し、三島由紀夫らと親交を持った。1983年没

鳴海四郎[ナルミシロウ]
1917年生、東京商科大学卒、英米文学翻訳家。2004年10月没

倉橋健[クラハシタケシ]
1919年生、早稲田大学文学部英文科卒、早稲田大学教授、演劇博物館館長を歴任。2000年5月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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水蛇

4
ウィリアムズでは「夏と煙」が突出して好きだけど、しらみとり夫人もローラもブランチも基本的にいっしょとは思う。(主に没落して)狂気をはらんでたり、不安で孤独な人々の現実逃避、殴打。そういうくりかえし描かれる原風景ってどのアーティストにもあるからこれまではあんまり気にしてなかった。でも「東京のホテルのバーにて」を読むとさすがに引き出し少ないかも…。孤独を極めたサイコな没落人生を意地悪に慈悲深く描かせたら卓抜してるからこそ、それ以外の像の冗長でぼんやりした味つけに戸惑った。2024/08/04

nightowl

4
貧しくも、清き思いを持つ者たちの戯曲集。ゴム農園から送金が来ないと家賃滞納の言い訳をする女性と作家志願の男性のやり取り「しらみとり夫人」、孤独な男と猫とのふれあい「風変わりなロマンス」、幻想小説と読書が堪らなく好きな人なら頷けるある女性の空想「話しておくれ、雨のように……」、他と若干毛色の異なる落ちぶれた前衛芸術家を捨てたい妻の苦悩「東京のホテルのバーにて」が気に入った。堕ちてゆく人々に美しさを感じてしまうならどれも短いのでお薦め。孤独に対する優しい眼差しがあたたかい。2018/02/05

刳森伸一

3
物悲しい話が心を打ちますね。個人的には「風変わりなロマンス」に最も打たれました。2012/08/31

とし

3
テネシー・ウィリアムズの短篇集。『ガラスの動物園』や『欲望という名の電車』の原型が見られる作品群で興味深い。2012/04/02

出口求

3
全てがリアルであり、物悲しいストーリーのこの戯曲群。全く色あせない。人間のやるせなさ、栄光の裏側、弱者のキリキリ舞いの心。戯曲なのか本当なのか?すぐに読めるのに心にはぐさぐさ刺さる話がたくさん。特にラスト2010/06/18

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