ハヤカワ文庫<br> チムニーズ館の秘密

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ハヤカワ文庫
チムニーズ館の秘密

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  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151300738
  • NDC分類 933.7
  • Cコード C0197

内容説明

王政復古で混乱するヘルツォスロヴァキア国。その石油利権を狙う各国代表が、ロンドン郊外のチムニーズ館に集結していた。秘宝を狙う大泥棒までもが入り乱れるなか、ついに殺人が!事件解決に乗り出したバトル警視以下英米仏の探偵たちは、どんな結末にたどり着くのか?謎が謎を呼ぶ、波瀾万丈の冒険ミステリ。

著者等紹介

クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ][Christie,Agatha]
1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

高橋豊[タカハシユタカ]
1924年生、1949年東京大学文学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

81
★★★★★ アガサ・クリスティの隠れた名作の一つ。 殺人事件があり、ミステリーの様相を呈しているが、実際は謎解きメインではなく、主人公のアンソニー・ケイドがひたすら活躍するヒーロー冒険物語だと思う。 イケメンのアンソニーと超絶美人のヴァージニアの正統派ロマンスもあって、その辺は女性作家らしいなと思った。 後の作品にもちょくちょく登場するバトル警視をはじめ、登場人物が皆個性的で、ラストのカタルシスも味わい深く、実に映画向きのストーリー。こういうの好き。2018/10/26

NAO

76
旧ユーゴスラビアを思わせるヘルツォスロヴァキアの不安定な政情と、石油利権を狙う各国の動き。さらには、かつてヘルツォスロヴァキアから密かに持ち出されロンドン郊外のチムニーズ館に隠されているらしい王家の宝。殺人事件まで起きて、チムニーズ館にはイギリス、アメリカ、フランスからの探偵が集結するという、なんとも壮大な冒険ミステリ。泥棒に関しては目星がついてしまうが、アンソニーのラストにはちょっと驚かされた。2020/01/02

みつ

65
第一次世界大戦後のバルカン半島情勢を連想させる架空の国の王族を巡る政治情勢に石油利権が絡むという壮大な舞台仕立て。主人公は友人と名前を交換して八面六臂の活躍。一方貴族や女性たちの言動はいつものクリスティ世界の住人らしく、両者の共存も読みどころ。いくつかの作品に登場するバトル警視の存在感は意外に希薄で事件の解決も偶発的事情を含むが、スピード感のある展開で一気に読ませ、疑問箇所で立ち止まらせるいとまを与えない。大団円で明かされる主人公の正体はまるでおとぎ話。ミステリではなく冒険活劇兼ロマンスとして楽しむべし。2023/12/08

ゆのん

59
クリスティ作品の中で8冊ある冒険ミステリの1冊。スパイ、大泥棒、悪党、冒険好きのヒロインと快男児、敏腕警視やらが登場。策略や陰謀渦巻く波瀾に富んだ冒険ロマン。かなり昔に読んだ記憶はあるものの内容を全く覚えていなかった為、初読のように楽しめた。1652020/07/16

優希

54
ノンシリーズもの。石油利権を狙う人々に大泥棒も紛れ込み、遂に殺人まで起こるという波乱万丈の物語でした。冒険要素もあり、明るく読めるので、クリスティー自身も楽しく書いていたのでしょうね。2023/11/23

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