ハヤカワepi文庫<br> 誓願

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ハヤカワepi文庫
誓願

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  • サイズ 文庫判/ページ数 704p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151201103
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

専制国家ギレアデの中枢に近づく女、司令官の娘、隣国の少女の3人が闘いを選んだとき、強大な国家をも揺るがす。ブッカー賞受賞

内容説明

過酷な男尊女卑政策をとる独裁国家ギレアデ。その司令官の娘アグネスは、よき妻となるための教えに従いつつ、違和感も覚えていた。隣国の高校生デイジーは平和に暮らすある日、両親を殺され、やがて危険な任務に身を投じていく。ギレアデの中枢では、指導者のリディア小母が秘かな賭けに出ていた。まるで異なる3人の女性がいま、手を組み、国家の闇に挑む。『侍女の物語』の15年後を描くブッカー賞受賞作。

著者等紹介

アトウッド,マーガレット[アトウッド,マーガレット] [Atwood,Margaret]
小説、詩、批評、児童書などさまざまな分野で精力的に活躍するカナダを代表する作家。1939年カナダ、オタワ生まれ。1985年発表の『侍女の物語』(早川書房刊)は、米国のトランプ政権発足(2017年)前後に再び注目され、“侍女”は女性への抑圧に対抗するシンボルとなった。2017年、同作はドラマ化され、エミー賞を主要5部門はじめ全8部門で受賞した。2019年、同作の続篇となる本書『誓願』を発表し、著者2度目となるブッカー賞に輝く。これまでにアーサー・C・クラーク賞、フランツ・カフカ賞など数々の賞を受賞。2019年にはその文学活動によってコンパニオンズ・オブ・オナー勲章を受けている。カナダ、トロント在住

鴻巣友季子[コウノスユキコ]
英米文学翻訳家・文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

47
ディストピア小説「侍女の物語」から15年後の物語。前作の細部の記憶は曖昧だが本作導入部からのストーリーへの没入感は素晴らしかった。それは独裁国家ギレアデの崩壊を望むとある人物の手稿から始まる。追々この人物の身上は明かされていくが、この資料からすると書き手は国家転覆に尽力した高位の人物でありギレアデの闇を世に暴かんとする勇気ある女性のようだ。徹底した尊厳の剥奪により名ばかりの女性の幸福を謳ったギレアデの統治はまさに女性の力によって変わろうとしていくのだった。前作よりもこの国家の詳細が明らかになる重要な作品。2023/10/15

かふ

26
『侍女の物語』を世に出して、その続編を望む声が多かったのにも関わらずすぐに書けなかったのは、現実世界のほうが遥かにディストピアに成って行ったからだという。それでも続編を望む声は多く、一応の決着は付けたと感じなのだろう。前半の暗澹たる描写は読んでいて楽しいものではなかった。特に男性はそう感じるだろうと思う。それとイスラム社会の女性蔑視とか似たような事件が未だ解決されてはいない。日本でも大物芸能人?の女性接待事件とか、近いニュースが正月から飛び交っている。今『源氏物語』を読み直しているがそういう伝統は日本にも2024/01/13

本の虫子

11
侍女の物語の続編。戦いの全貌が見えてくる。侍女が子供を産むための道具となった絶望的な世界でも、シスターフッドの灯は消えていなかった。女が教養を身につけるかどうか、共に闘うかどうか。それによって社会の構造はこんなに変わるのね。2023/12/04

algon

9
「侍女の物語」の続編であり2019年ブッカー賞作ということでぜひ読んでみたいと挑戦したがハイレベルなディストピア作品は年寄りには相当キツく、ずいぶんな遅読になった。緊迫の展開の連続、ギレアデ国の神の名を借りた究極的な欺瞞、反人道主義の施政、民主主義を謳わない様々な国で現れた様々な光景がちりばめられて相当な全体主義批判文学となっている。中心のリディア小母、若いアグネスとニコール、3名の書きおこしが交錯してギレアデの破綻に進み感動のラストを迎えるがその緻密な展開と構想はさすがのノーベル賞候補作家だなーと感心。2024/10/16

てっちゃん

9
女性3人の視点で描かれ、なかなかスリリングな展開。『侍女の物語』の続編だが、期待を裏切らない作品になっている。アメリカでトランプ大統領が再選されると、こうしたディストピア小説が再び脚光を浴びるのかな?2023/11/06

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