内容説明
殺人犯として逮補されたロジャーは精神異常の徴候を見せはじめ、その鑑定をうけもった精神科医のアイリーンは調査の過程で、夫の殺人を暴露するキャロルの催眠下の発言に疑問を抱く。彼女が精神療法家としてあらゆる技術を駆使してキャロルの心のなかをさぐるうちに明らかになった真実は、あらゆる想像を超えた衝撃的なものだった…現代精神医学上の問題である“睡眠障害”とグリム童話の名篇を融合させた記念碑的長篇。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
2
★★★2008/11/16
君島 嵐士
1
精神世界の中、睡眠に焦点を当てた作品。 わかりやすいし、読みやすい。 ダニエル・キイスの作品は好きで読んでいるが、これは初めてだった。 読んで、損はないと思う。 また読みたいと思えた作品だった!2024/12/18
鶏モモ
1
ラスト20ページ、加速度的に高まる緊張感!息をするのを忘れるくらい没頭!これはフィクションですが、催眠療法や前世療法って実際こんなに強力な影響力があるの?どこまでが科学でどこまでがオカルトなの?読書のたのしさを存分に味わわせてくれるだけではない、問題提起盛り盛りの長編。2014/08/24
ぱじゃま@抱き枕と一緒
1
衝撃の動機。ストーンもすごいこと考えるなぁ… 法律を学ぶのにもいいかな。副次的だけど。 睡眠障害の医者たちがどんどん魔術師臭くなっていった。ほんとにここまで催眠術にかかるものなのかねぇ…2012/03/22
ひかる002
1
面白かった。睡眠障害の話なので、ちょっと堅い感じかと思ったけれど、しっかりミステリー。翻訳ものなのに読みやすかったのは、訳がよかったのかな?でもやっぱ『アルジャーノン~』と比べちゃうと、ねぇ?2010/09/18
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