内容説明
偉大な詩人エミリー・ディキンスンの没後百年シンポジウムは不穏な空気につつまれた。参加者の間でディキンスンの写真の真偽をめぐる激しい対立が起き、式典で大役を務めた学生が失踪したのだ。これらの間には何か関係が?元刑事のホーマー・ケリー教授が調査に乗り出すなか、遂に死者が出た!ちょっぴり辛辣なユーモアに彩られたネロ・ウルフ賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりん
6
ミステリーというのかよく分からない不思議なものだった。エミリー・ディキンスン生家のある街で没後100年シンポジウムで浮かび上がる人間模様、という感じだろうか。誰かが解決する謎解きなわけではなく、淡々と事件が流れるだけ。でも登場人物が魅力的、とても嫌な気持ちになる人物も生き生きとしてるという意味で魅力的だから良いのかもな。何より、所々に描かれてる挿絵がとても好き。これがこの本の素敵さを3割は上げてると思うのだが、描き手の記述が見当たらない。2025/04/27
あら
6
とんでもなく面白い!!!!とんでもなく!!!!お勧め!!!!2025/03/26
青縁眼鏡
2
これは拾いもの。ものすごく面白い。2019/01/14
一柳すず子
2
太ったブスに手厳しい…エミリーディキンスンは本当はどんな容姿だったのか?を巡る論争の最中に失踪やら殺人やらが起こる。各作品で舞台が変わるシリーズものみたい。アメリカ人はエミリーディキンスン好きだなーと思う。2016/10/09
まほろば
1
エミリー・ディキンスンは知らなかったが、アメリカでは有名なのだろうか?読みごたえがあり面白かった。エミリー・ディキンスンを知らなくても十分楽しめた。2018/07/09