内容説明
マヤ遺跡発掘に協力するため、ギデオンはメキシコへ飛んだ。遺跡から人骨が見つかり、人類学者の彼が鑑定を依頼されたのだった。だが仕事は鑑定だけではすまなかった。骨と同時に発見された古文書に記された呪いが隊員たちを襲いはじめ、ついに殺人へと発展したのだ!ジャングルの呪われた遺跡でスケルトン探偵が推理の冴えを見せる本格の香り高き最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
44
「スケルトン探偵シリーズ」第四作目。今回の舞台はメキシコ湾に近いユカタン半島のメリダの町の近くのマヤ遺跡の発掘現場です。人骨が発見されギデオンが鑑定のために赴きます。マヤの貴重な絵文書の謎と絡み、ドキドキの展開です。ジュリーも同行して二人で推理を語り合う場面もポイントです。このシリーズ、現地の風景描写と食事も読みどころなんですが、暑い暑いメリダの町の様子は絵のようです。唯、料理は登場したのが “茶色のスクランブルエッグ” くらいなのが残念です。あと現地の警察官マーモホレ警部が良い味出しています。2023/09/22
Shoko
12
ユカタン半島の遺跡発掘に参加したところ、事件に巻き込まれる。今回は、ジュリーもエイブも一緒。このシリーズは、「うんうん、これで良いんだ」と安心して読める。2015/02/25
Tetchy
8
作品としては小さく纏まっているという感じだが、そつのなさとオリヴァー夫妻に敬意を表して◎2008/11/17
kagetrasama-aoi(葵・橘)
6
ユカタン半島の遺跡発掘現場が舞台。1月なんだけど、暑い!って感じが伝わってきます。今回はジュリーも一緒で、「二人で探偵を!」しています。ギデオンの骨の鑑定とジュリーの直感で語り合う二人が楽しいです。ミステリとして凄くフェアで、読後感すっきり!現地の半分マヤ族のマーモレホ警部が個性的でいい味出してます。エイブ・ゴールドスタインが出突っ張りなのも嬉しいし。ユカタンの食事は魅力的じゃないです(≧▽≦)、茶色のスクランブル・エッグとか。最後にオリンピック半島に帰るフェリーの中で食べるクラムチャウダーが美味しそう!2014/11/27
Radwynn
6
スケルトン探偵シリーズ邦訳2作目でシリーズ5作目。証拠が最初から提示されていて解決篇できちんとそれを回収というスタイルは前作より明確なように思う(その分判りやすいとも言えるかも)。今回の舞台はユカタン半島の遺跡発掘現場、発掘にまつわる呪いも登場して考古ファンとしても嬉しい。新婚ホヤホヤのラブラブっぷりも微笑ましいが、むしろジュリーの直感の方が…なあたりも微笑ましい(笑)2012/04/09
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