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女検死官ティーナが静養に訪れた田舎町には、初めから無気味な影がさしていた。彼女の借りたコテージの壁に描かれた奇怪な悪魔、以前開かれていたという魔女集会の噂―だが、こともあろうに見知らぬ男の生首が届けられようとは!しかもなぜ彼女のもとに?ティーナは心身悪夢じみた事件の謎を追うが…。英国ゴシック・ロマンの香り漂う戦慄のスリラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KANEO
10
TVでも活躍する女検視官ティーナが神経衰弱の為、静養で訪れた漁村で怪奇な殺人事件に巻き込まれる英国ミステリ。かつて狂人が静養先の別荘に描いた不気味な悪魔の壁画、真夜中に行われる邪教的集会、届けられる見知らぬ生首、主人公に懐疑的な村の住人たち等、ポー的(読んだことないくせに)怪奇幻想なムードがなかなか魅力的。だが、イマイチ乗り切れず。解説によればこの女検視官シリーズは他にも二作あるらしく、それも併せて読んでみてこそのものなのかも知れない。しかし日本では未翻訳の模様。せっかく興味が湧いてきたのに残念。2014/08/16
ocyon14
0
外国のミステリー小説が読みたくて。神田の古本屋で購入。儀式的な恐さ。