内容説明
町の厄介者ジョーイを妻の愛人が射殺したのは本当に正当防衛だったのか?ジョーイの老父の執拗な抗議に警察署長バルジックは事件の再捜査を始めた。やがて彼の前に、捜査の不手際と被害者の意外な素顔が浮かび上る…。北東部の田舎町を舞台に、卓越した会話と人物造形で独自のリアルな小説を作り上げる、アメリカ探偵作家クラブ賞ノミネートの秀作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
**くま**
3
スティーブン・キングが「回想のビュイック8」のあとがきでこの作者をやたら薦めていたので、探して読んでみました。・・・う~ん、確かにキングがこういうの好きというのはわかる。主人公の警察署長がいわゆるミッドライフ・クライシスを迎えて悩みながらも事件の捜査に当たる。ミステリというより刑事ドラマです、トリックもアリバイもなし。主人公の捜査の経過をひたすら追っていく感じ。主人公はあのことについて終始悩みまくっています・・・詳しくは書けません(笑。ネタバレではなく)。ミステリとしては地味ですが中高年男性なら共感必至?2014/02/15