ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 凶手

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ハヤカワ・ミステリ文庫
凶手

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150796075
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

58
私大好きなアウトロー探偵バークシリーズの作者、アンドリュー・ヴァクスの単作。三年振りに刑務所から出所したゴーストと呼ばれる殺し屋ジョン。彼は自分の前から姿を消した女、ストリップバーの踊り子シェラを探し求めて全米各地の闇の世界を彷徨う。短章が続くクールでスタイリッシュな文体。ダークでハードなノワールの世界。出だしの数行でガツンと来て、ラストでさらにやられた。私の好み直球どストライクの作品でした。しかもノワールだけれど、この作品の根底に流れるのは哀しいばかりの愛。いやー、良い作品に出会えました。⇒2016/10/29

くたくた

48
非常〜に感想が書きづらい。ノワールっちゃあノワールだが、それだけではない。初めから持つことを許されなかった人間が、如何に悲しい存在なのか。それを作品の全存在で語り尽くしている。言語、情緒、視覚などの歪んだ発達は幼少時からの被虐の影響を示しているじゃないか。自分の中の静かな場所に逃げ込むことができるのも苦痛から逃避するための解離症状だ。不運な育ちの人間が生きていける場所は暗黒街しかなく、できることは殺ししかなかった。たった一人の女性を追い続けることが「愛している」ことであると自分では知ることもできなかった。2021/07/22

タツ フカガワ

31
再読。武器は己の両腕のみという殺し屋は出所すると、服役するまで一緒にいたダンサーのシェルを探す旅に出る。全編ひりひりするような緊張感あふれるノワール小説で、シェルを見つけるために飛び散る血しぶきも半端ではない。そこまでして殺し屋が会いたい理由が明かされる最後のページに泣かされました。2021/09/29

daiyuuki

16
どんな人間にも心をうつさず生きるジョンが、初めて愛した魂の双子のようなシェラを探し続ける旅を、バークシリーズよりも渇いたタッチで描いているだけに、劣悪な環境で育ったジョンとシェラの愛やジョンと潜入したネオナチ組織の一員マレルの友情が引き立ちます。ラストに明かされるシェラがジョンを置いて去った理由とシェラが命懸けでやっていた復讐は、切ない後味を残します。2015/03/27

トンボ玉

16
この人は知らなかったのですが、ジム・トンプスンの流れで読みました。 本文より解説を馳星周が書いていてその内容が興味を引きました。彼がヴァクスに影響受けたことはよく分かりました。しかし、彼がヴァクスになぜ惹かれるかの内容については共感出来ませんでした。正直、これがノワールの世界ならば読み進めて行こうとは思わないと感じさせる分岐の本かもしれません。 2014/04/12

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