内容説明
わたしは口腔外科医のアダムズ。ドクと呼んでもらおう。ケープ・コッドの沖に不審な座礁船を目撃したわたしは、友人のダイバーに偵察を頼むが、翌日、彼は溺死体となって発見された。わたしの余計な好奇心がこんな事態を招いたのか。自責の念に駆られ、わたしは自ら謎の座礁船と友人の死の真相を調べはじめる。海と船を愛し冒険に憧れる中年男ドク・アダムズの活躍を描く、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hit4papa
47
口腔外科医チャールズ・アダムズ シリーズ第一弾。ケープコッド沖の座礁船のを主人公の依頼で偵察に行った友人が、溺死体となって発見された。悔恨に苛まれる主人公は、友人の死の真相を探るべく活動を開始する…。典型的なアメリカの上流家庭の良き夫であり、良き父であるという主人公が、捜査を進めるうちに国際的な犯罪に巻き込まれるという展開です。右往左往しながら真相に迫っていく過程は、それなりに読ませてくれます。主人公が、かなり痛めつけられるにもかかわらず、蛮勇を振るう理由に説得力の乏しいのが難ですね。【MWA賞】2021/01/13
Kajitt22
18
中年の口腔外科医チャールズ・アダムスが傷つきながらも粘り強く進んでいく海洋冒険ミステリー。ケープコッド(タラ岬)が主人公と言っても良いくらい序盤の美しい海の描写が良い。中盤ちょっとだれてくるが、終盤のクライマックスは圧倒的なアクションシーンだ。そうか、ケープコッドを東に飛べばアイルランドなんだ。数十年ぶりの再読。2022/12/10
Bond
2
最後は面白くなったが、それまでがちょっと・・・。退屈ではないのだが、他の方の感想にもあったように「目が滑る」のだ。時間がかかって仕様がなかった。2017/10/31
リョウ
2
面白い、んだろうけどなんか目が滑る。辛辣に言うならば、ナイスミドル版のラノベな感じ。2015/03/04
kanamori
0
☆☆☆2013/09/23
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