内容説明
海外ミステリを読んでみたいけれど、どれから読めばいいのかわからない。そんなあなたのために、この本は作られました。読者・作家・評論家の投票で選ばれたハヤカワ文庫の海外ミステリの名作ベスト100をわかりやすく解説。人気作家ベスト30、人気キャラクター・ベスト30も紹介します。さらに、著名人のエッセイと、ミステリの基本的な用語の解説なども収録。素晴らしいミステリの世界へ案内する、まったく新しい入門書。
目次
読者・作家・評論家が選ぶハヤカワ文庫海外ミステリ・ベスト100(ハヤカワ文庫海外ミステリ・ベスト100発表にあたって;アンケート回答者(作家・評論家)一覧
ベスト100一覧
1位~100位解題 ほか)
エッセイ・心に残るハヤカワ文庫ミステリ(『長いお別れ』の魅力;本格ミステリの醍醐味;『スイート・ホーム殺人事件』と『大はずれ殺人事件』;時を超えるという悲劇;食べることも忘れて読んだ)
ミステリのキイワード小事典
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
83
読んだことがあるのが5冊くらいしかなく、貴重な情報源としてここから読書の幅を広げたい。2017/07/08
ヴェルナーの日記
47
ベスト100に選ばれた作品を、ザッくと眺めまわしてみると、1位~5位までは既読作品。自分の場合、なぜかエラリイ:クイーンやディック・フランシス、ジョン・ル・カレといったあたりの作家たちが読めていない。たぶん極めて硬質で、且つ、緻密なプロットで構成された物語が肌に合わないのでは? と自答したりする。でも好き嫌いよくない。ここは何とか、本書にランクインされている彼らの作品を読まねば! と、考えてはみるが、他に読みたい本がたくさんあるので、悩ましい限り…… 2015/10/05
ひねもすのたり
19
本書は翻訳ミステリー老舗のハヤカワ文庫の名作ガイド本です。 アトランダムに100冊。 本格、ハードボイルド、サスペンス、冒険・スパイの各ジャンルから20冊づつ選ばれていますが、出版当時(2000年)を踏まえてもかなり保守的なチョイスだと感じました。 ただブック○フの108円コーナーに並ぶ翻訳ミステリーの中から何を選べばいいのか?という問いに対しては間違いのない答えを出してくれると思います。 ちなみにベスト3は『長いお別れ』『幻の女』『そして誰もいなくなった』2016/09/20
藤月はな(灯れ松明の火)
11
図書館のリサイクル文庫を身請け。旅の御伴本。この本を読んでいるとミステリーが無性に読みたくなります><読んだ本が紹介されていると嬉しかったり、違った紹介文に驚かされるのはとても面白かったです。2012/09/03
水無月十六(ニール・フィレル)
7
早川書房の海外ミステリをランキング形式で紹介、解説した本。ランキングは一般読者や作家ミステリ関係者による投票で決定したもの。ミステリはほとんど読んでいないので、ここに載っている上位だけでも読んでみようと思った。2000年の本なので直近のミステリ情報は無いが、この時点でも解説者が古典と言っているものが多くランクインしているので、上位の顔ぶれはあまり変わらないのではないかとミステリ初心者的には思う。冒険小説が広義の?ミステリに入っていて驚いた。我が心の支えロビンソン・クルーソーはミステリだったのか。2022/03/12