ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 刑事の誇り

ハヤカワ・ミステリ文庫
刑事の誇り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150784072
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おくちゃん

14
パウダー警部補シリーズ2冊目。このシリーズは3冊しかないので残念です。あと1冊。同じようなタイプのフロス警部同様、口が悪く人使いも荒いけど、少し異なる感じです。同じ作者の私立探偵サムスンを読んでみようかな。2022/12/07

J・P・フリーマン

11
前作は夜勤だったパウダー警部が失踪課に配属されてからの話。部下は車椅子の女性刑事とパートの秘書だけの小さな課だが、しょっちゅう市民がやってきてはだれだれがいなくなったと届け出る忙しさ。複数の事件を並行で捜査するモジュラー型になっています。話は流れるように進んでいき、パウダー警部の日常を見ている感じ。それでもストーリーが淡白にならないのは、車椅子のフリードウッド刑事との交流や、息子が犯罪行為に関与しているという葛藤があるからでしょう。2020/05/03

bapaksejahtera

10
長く夜勤番でいたパウダー警部補が失踪人課に移っての第一作。半日雇の女性と銃撃を受けて車いすリハビリ中の女性刑事が部下の小さな部署。周囲に喧嘩を売って仕事すると思える程中っ腹で狷介な性格。それでも優秀な二人と次第に馴染みつつ仕事を進める。部署性格から予想の通り小さな案件が絶えず持ち込まれ、並行してこれに当たる様の叙述。主人公の性格のみならずプロットのあれこれ多少作り過ぎとは思うが小説としては丁度宜しい。主人公は終盤思わぬ怪我を負うものの強引に動き回り、終わる。解説の都筑氏同様著者シリーズでは最も気に入った。2022/10/25

shizuka_電気うさぎ

8
印象に残ったセリフ。「きみたち若い者は年じゅういい気分でないと、すぐにあれこれ思い悩んだりする。でもおれぐらいの歳になると、いい気分にならなきゃいけないときにそうなれるよう、エネルギーを貯える術というものを覚えるようになるのさ」2017/06/11

けいちゃっぷ

8
パウダー警部補はいいですね。憎たらしくもあるが、車椅子の女刑事に同情もみせず一人前に扱うところが特にいい。単に仕事が回らないのでコキ使っただけかもしれないが(笑)。389ページ2010/04/14

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