内容説明
酒、煙草、ブリッジ、そしてミステリを愛する“パズルレディ”ことコーラは、新聞にパズル連載を持つ有名人。ある日、町いちばんのお金持ちであるエマが死に、遺言状には、エマの遺したパズルを解いた者に莫大な遺産を譲り、その審判をコーラに委ねると書いてあった。だが、相続候補者のひとりの他殺体が発見され、コーラはパズルと殺人、双方の謎解きに挑戦することに!特別付録に日本版パズルが付いたシリーズ第2弾。
著者等紹介
松下祥子[マツシタサチコ]
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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たち
23
『赤いニシン』が偽の手がかりと、いうのは知っていましたが、『獲物を追う猟犬を惑わす為の、燻製ニシン』からきていた事は知りませんでした。相当、臭そう…。まさに、この話は遺産を狙う猟犬の群れに、赤いニシンがたくさんばらまかれている様でした。コーラおばさんもさんざん、翻弄され、お疲れ様です!って感じでした。2017/05/14
負け猫
1
前作よりおもしろかった。娯楽作品としてよいと思う。ただ、主人公がアル中ゆえ、やっぱり読んでると酒を飲みたくなってしまった。2012/09/12
司
1
親族が全員嫌な奴とは素晴らしい。しかし、前作でも解決されなかった姪の前夫とのトラブルは解決されないまま新しい恋ですか。2010/06/01
wang
1
証拠は何もないし推理の過程もほとんど最期のヒントが出てからしかわからない。推理小説とは言えない。パズルで殺人事件を解決するのはかなり無理があるのでシリーズ化は無理と思うが、この巻はかなり関連は薄いがかろうじて成立している。前作がどんなだったのか気になる。2009/11/03
sanewo
1
原題は "Last Puzzule & Testament" (最後のパズルと遺言)なんだけど、どうしてこういう邦題にしたのかな… ネタばれと言えなくもないと思うんだけど…2005/05/18