内容説明
ユダヤ教共同体と宗教生活の実態。原典からの引用を網羅した第一級の歴史資料集。本巻では、ユダヤ人の宗教生活の根源であるトーラー、その研究・教育の場である学校とシナゴーグ、ファリサイ派・サドカイ派・エッセネ派などのユダヤ教グループ、当時盛んであったメシア信仰について詳述する。新約聖書理解にも不可欠な知識の宝庫。
目次
第25節 トーラーの学習
第26節 ファリサイ派とサドカイ派
第27節 学校とシナゴーグ
補遺 シュマアとシュモネ・エスレー
第28節 生活と律法
第29節 メシア信仰
補遺(苦難のメシア;クムランのメシアとメシア信仰)
第30節 エッセネ派
補遺(テラペウタイ;第四哲学:シカリイーと熱心党)
著者等紹介
上村静[ウエムラシズカ]
1966年茨城県に生まれる。1994‐98年ヘブライ大学に留学(イスラエル民族史専攻)。2000年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野満期退学。2005年ヘブライ大学にてPh.D取得。2014年尚絅学院大学総合人間学部人間心理学科准教授。専攻はユダヤ学および聖書学
大庭昭博[オオバアキヒロ]
1948年福岡県に生まれる。1975年青山学院大学神学科卒業。1979年立教大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了(修士)および日本基督教団碧南教会牧師。1986‐1988年ドイツ・テュービンゲン大学プロテスタント神学部留学。1988年早稲田教会協力牧師。1991年佐世保教会牧師。1997年青山学院大学経営学部教授・宗教主任。2006年4月逝去。享年58歳
小河陽[オガワアキラ]
1944年岡山県玉島市に生まれる。1967年国際基督教大学人文科学科卒業。1969年東京大学大学院人文科学研究科修士課程(西洋古典学)修了。1970年同博士課程中退。1970‐1973年東京大学助手。1971‐1975年フランス・ストラスブール人文大学プロテスタント神学部大学院課程修了(宗教学博士)。1989‐1991年弘前学院大学文学部教授。1991‐2010年立教大学文学部教授(名誉教授)。2010年関東学院大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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