ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ゼロの罠

ハヤカワ・ミステリ文庫
ゼロの罠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150777036
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

9人の乗客を乗せた貨客機が何者かにハイジャックされた。犯人に打たれた薬による眠りから覚めた乗客たちは、窓の外の光景を見てあっけにとられた。彼らは北極に近い一軒家に置き去りにされていたのだ。極寒の戸外には脱出不可能。米国政府要人の娘、天文学者、殺人容疑者を連行中の警官、歌手…。表面的には何の繋がりもない9人を捕らえた零下の罠の狙いとは?奇抜な着想と壮大なスケールで描く出色のサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

86
〔再読〕9人の乗客と共にハイジャックされた飛行機が発見された時、中には乗務員しか居なかった。眠らされた9人が目覚めた場所は、北極圏の極寒の地に建つ一軒家である。暖房も食料も必要な物は在るのだが、防寒着になるものは無く、外に出れば数分で死に至るという監禁場所であった。捜査側と9人との話が交互に進むのも特徴のひとつで、やはりテレビドラマの画面が音楽と共に替わる、そんなアメリカドラマの映像がうかんだ。両場面で更なる事件や謎が展開し、面白い先が読めない良く練られた設定だ。前作と全く違う作風に、次も読むと確信した。2020/02/11

背古巣

41
読友さんのレビューで、気になって読む。当たりでした(^o^)。最後の謎解きは、私の頭では??の部分がありましたが、私はこういうのは勢いで読むタイプみたいで、頁を捲る手が止まりませんでした。 スキナーがカッコいいです。これ、女性の作家さんなんですよね。「よくまあこれだけ男の気持ちが解るな」と思いました。すんごく面白かったです\(^-^)/2020/03/05

黒猫

17
ハイジャックからのポツンと一軒家(外には寒すぎて出られない)に人質として軟禁されている9人の話。部屋は暖かいし室内では自由に過ごせるのではじめは穏やかな雰囲気。読んでる人の眠気を誘う。ひとつの事件発生!を皮切りに細々としたハプニングが次々と起こり絶体絶命のピンチ!最後までハラハラ。謎解きは割とそっちのけ。結果サバイバル&ロマンス小説みたいになった。まぁ、良しとする。2020/03/18

ちゅう

4
主人公のローラを含む9人は、飛行機に乗っていたが、気づいたら雪の中の山荘にいた。どうやらローラたちは誘拐され、人質になっているようだ。ヘリコプターで現れた犯人は、「自由にしていてくれ。」人質が、無事の証明の写真撮影をした後、犯人はそう言ったが、あまりの寒さで、戸外には出られない。そんななか、家族連れの奥さんが殺される。雪の中の山荘に9人!って喜んだのだけど、どうも、私の望む「雪の山荘」じゃない。これはこれで、面白かったんだけど。ラストは、良かったなー。お幸せに♪って、思いました。2020/10/04

mikki

2
ストーリーの設定とか、雰囲気とか、すごくいい感じの翻訳物ミステリーだったが、冗長な感じがして読み終えるのに時間がかかった。好きな終わり方だったが、疲れたことは否めない。2023/03/19

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