内容説明
マイアミビーチには、不思議な連中が集まってくる。―元シークレットサービスの捜査官で現在は写真家のジョー・ラブラバは、一人の女性と知り合った。彼女の名はジーン・ショー、かつて少年の頃のラブラバが夢中になった銀幕のスターだ。だが、彼女の周囲には奇妙な男たちが出没する。沼沢地帯から来た大男のならず者、キューバの刑務所を脱出してきた殺人犯。―やがて、一枚の脅迫状が届き、男と女と悪党が織りなす、金と欲望の犯罪ドラマがスタートした!ベストセラー作家レナードの代表的傑作。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
22
【1984_アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞】1988年7月24日読了。あらすじは忘却の彼方。(2024年1月28日入力)1988/07/24
これから考える
2
古き良きハードボイルドです。ラ・ブラバはもちろん、脇役もヒロインも、悪役だって、チンピラだって渋い、かっこいい。前半はストーリが全然動かないのだけれど、淡々と続く会話や描写すらが気持ち良い。原文で読んでみたい。2019/11/06
Yuichiro Nakatsuka
1
元シークレット・サービスのカメラマン、かつて自身のアイドルだった元映画女優と懇ろになる。そんな彼女が事件に巻き込まれ、彼は問題解決に奔走することとなる。マイアミが舞台だが、麻薬シンジケートなどの巨悪は出てこない。街の狡賢い奴らが敵役。これがなかなか魅力的で良い。話は二転三転めまぐるしく展開する。中盤まで完全に騙されてしまった。所謂レナード・タッチ、タランティーノに影響を与えたであろう要素が随所に見られる。2022/06/29
markuna
1
最初は、少し先の見えない展開。 後半から、なかなか楽しめます2018/09/27
Ryosuke
1
竹の上 松には届かず2010/03/06