内容説明
背中から銃撃され、ホークが瀕死の重傷を負った。彼が護衛していた賭け屋一家も殺され、ホークは静かに復讐を誓う。しかし事件の背後には、襲撃の実行犯であるウクライナ・ギャングだけでなく、旧知のギャング、トニイ・マーカスをはじめ、様々な人物の思惑が絡み合っていた…スペンサーの協力のもと、ホークは真相を追い、復讐計画を練り上げていく。砕かれた誇りを取り戻す、ホークがホークであるための闘いが始まる。
著者等紹介
菊池光[キクチミツ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kircheis
275
★★☆☆☆ スペンサーシリーズ第32作目。 今作の主役はホーク。ホークがウクライナ人のグループに狙撃され重症を負う冒頭から、この作品は絶対面白くなると確信したものの、人物関係が複雑すぎた上、数多い戦闘シーンもあっさりし過ぎて期待ほどではなかった。 『悪党』に出てきた「灰色の男」ルーガーの再登場にもワクワクしたが、残念ながらあまりキャラを生かせてなかったように思う。 ホークのスペンサーとは違った美学を堪能できるという意味では貴重な作品ではあった。2022/11/21
ツバメマン★こち亀読破中
29
ホークが背中から撃たれ重傷を負った!自身のプライドのため、そして護衛出来ず殺された一家の残された子供に金を残すために復讐に立ち上がるホーク。その背後に組織間の複雑な関係が浮かび上がる。ホークに協力しながらも悩むスペンサーは…。ホークも人間、やられたら悔しいし、失敗してプライドが傷付くこともあるのだ!となんだか安心しました(笑)2018/04/01
白きゅま
14
スペンサーシリーズ第32弾で、訳者菊池光の最後の作品。スペンサーの相棒、ホークが撃たれた!ウクライナ・ギャングへの報復を誓うホークにスペンサーが協力する話し。久々のスペンサーシリーズですが、違和感なく楽しむことが出来ました(^^)/いつの間にかカバーデザイナーも亡くなっていて、このシリーズの長さを物語っています。今年の目標であるスペンサーシリーズ読破に向けて、1冊ずつ味わいながら、残りの作品を読んでいきたいと思います!2013/05/16
白きゅⅡ
13
『スペンサー』シリーズ第32作。訳者・菊池 光氏の最後の作品。スペンサーの相棒、ホークが撃たれた!ウクライナ・ギャングへの報復を誓うホークにスペンサーが協力する話し。久々のスペンサーシリーズでしたが、違和感なく楽しむことができました♪いつの間にかカバーイラストレーターも亡くなっていて、このシリーズの長さを物語っています!今年の目標であるスペンサーシリーズの読破に向けて、一冊一冊味わいながら、残りの作品を読んでいきたいと思います!2013/05/16
武蔵野きつね
13
【読了】ホークが撃たれた。護衛の仕事をしている時に背中から狙撃された。護衛対象は全員殺されるがホークは一命を取り留める。ホークの復讐に手を貸すスペンサー。ホークがホークであるためのストーリーであり、スペンサーとホークの友情に感動した。また今までの腕利きガンマンが勢ぞろいするのも見もの。2017/12/30