ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 飛行士たちの話 (新訳版)

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ハヤカワ・ミステリ文庫
飛行士たちの話 (新訳版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150712631
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

イギリス空軍のパイロットが遭遇する悪夢のような現実。デビュー作を含む10篇を収録。

ロアルド・ダール[ダール ロアルド]

田口 俊樹[タグチ トシキ]

内容説明

偵察飛行に向かってから二日後に帰投したパイロットは、その間の記憶を失っていた。だがある戦闘中、仲間が撃墜されたのを見た彼は不可解なことをつぶやき、何もかも思い出したと叫び出す。彼が見たこの世のものとは思えない光景とは?後世の作品に多大な影響を与えた幻想譚「彼らに歳は取らせまい」をはじめ、従軍経験をもとにしたデビュー作など、著者のストーリーテラーぶりを存分に味わえる10篇収録の処女短篇集!

著者等紹介

ダール,ロアルド[ダール,ロアルド] [Dahl,Roald]
1916年英国南ウェールズのカーディフ生まれ。1946年に最初の短篇集『飛行士たちの話』を発表。1953年には『あなたに似た人』を発表しアメリカ探偵作家クラブ賞短篇賞を受賞した。1990年死去

田口俊樹[タグチトシキ]
1950年生、早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

337
★★★☆☆ ダールの小説家デビュー作。 自身の実体験を絡めた、戦争における様々な短編が詰め込まれている。 幾つかの作品には同名の登場人物が出ており、物語世界は繋がっているように思える。 いずれも戦争の虚しさや悲惨さが伝わる良作だが、特に哀しい雰囲気が漂う『カディーナ』と、ちょっとしたドンデン返し系の『猛犬に注意』がお気に入り。2023/12/31

空猫

43
【戦争】ダールサンが空軍パイロットだった経験からの短編集。長年の経験を積んだ兵士とは『ある老人の死』。不時着した地で聞いた奇妙な話『あるアフリカの物語』。そのはずだった『ちょろい任務』娼館の主はシラミたかりの守銭奴『マダム・ロゼット』。…ドイツ兵が金髪碧眼の普通の人だなんて何かの間違い『カティーナ』。「紅の豚」ワンシーンはここから『彼らに歳は取らせまい』。…降りるのを手伝ってくれ片足を無くしたんだ『猛犬に注意』。一人息子が…『このこと以外に』。…酒のおかわり…あの女の胸を見てみろ『あなたに似た人』。2021/09/02

波璃子

29
これは良かった。幻想的な語り口がより戦争の辛さや人びとの虚しさ、やるせなさを助長していて余韻が残る。「彼らに歳は取らせまい」が一番好き。読んでいてもしかして、と思ったら、やっぱり宮崎駿さんが「紅の豚」で取り入れていたようで、胸が熱くなった。2016/09/14

くさてる

25
ダールといえば「奇妙な味」だけれど、これはすぐれた戦争文学の短編集でした。飛行機での戦闘やパイロットというあたりにセンサーがにぶい私でもひきこまれる描写のなか、かれらが最後にたどりつく諦念のようなものが胸に迫りました。「昨日は美しかった」「彼らに歳は取らせまい」「あなたに似た人」の三作が個人的ベストです。2017/01/11

fukumasagami

23
やつらはなおも近づいてきた。眼のまえにぐんぐん迫ってきて、もう見えるのは黒十字だけになった。その十字の形がメッサーシュミットの機体の色と空の青を背景にくっきりと浮かび上がった。首をすばやく左右にめぐらすと、戦闘機と黒十字がどんどん増えて、とうとう空の青と黒十字の腕木しか見えなくなった。腕木には手があり、腕木はその手をつなぎ合い、私のグラディエーターを取り囲んで、輪になって踊りだした。無数のメッサーシュミットのエンジンがよく響く低音で愉しげに歌いはじめた。2018/06/10

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