内容説明
わたしをここから出して、と精神病院に入院するサラはホープに訴えた。母親と医者の共謀で病院に閉じ込められているという。一方母親は、父親に愛人がいたという妄想に取りつかれた娘が手首を切って自殺を図ったというのだが、それらしい傷は見当たらない。いったいどちらの言い分が正しいのか?とまどうホープの前で、事件は悪夢のような急展開を見せ始めた。巧みな語り口で歪められた親子関係を描くシリーズ最高作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
24
1992年6月5日読了。ホープ弁護士シリーズ第5弾。あらすじは忘却の彼方。(2022年7月15日入力)1992/06/05
新地学@児童書病発動中
4
ディック・フランシスと並んで、エド・マクベインは巨匠の名が似合う数少ないミステリの作家だと思う。読みやすい文章、存在感のある登場人物、先の読めないひねりの効いたプロット―――ミステリの大切な要素がマクベインの小説には必ず含まれている。「白雪と赤バラ」は、自分は正常だという少女と彼女は心の病だと言い張る母のどちらが正しいのか、という謎で読ませる。2010/04/08
青縁眼鏡
3
ミステリ好きのみなさんは、この本をとっくに読んでいらっしゃるのでしょうか。はあ、すごかった。2019/07/08
虹の谷
2
ホープ弁護士シリーズ、初めて読みました。検死のシーンに背筋が凍りました。ホープさんがスーパーマンではない事に好感を持つ事を期待してるのか知らないが、平凡で無能すぎる気が…これしか読んでないので時期尚早かもしれないので、あと数冊このシリーズを読んでみたい。2010/11/28
渋谷英男
0
母子の対立と思わせてそうきたか。☆3.52015/12/18