内容説明
署のガラス扉がズシンと音をたてた。ふりむいたクリングの目の前に転げ込んできた血まみれの少女は、助けを求めてあえいだ。いとこが殺された、と…。雨の夜、二人の少女を襲った凄惨な暴行殺傷事件。廃屋で発見された17歳のミュリエルの死体は、ズタズタに切り裂かれていた。傷を負いながらも逃げのびたパトリシアの供述をもとに、刑事たちは変質者の洗い出しにかかる。だがミュリエルの葬儀の直後、パトリシアの供述が一変したことから、事件は予想外の展開を見せる。―大都会に暮らす思春期の若者たちの脆く繊細な心理を鋭くえぐる問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
124
87分署シシリーズです。前に読んだ本と同じであまりらしくない感じでミステリー的な色彩が濃くなっています。当時のアメリカの若者の生態を描くような感じなのですが、このような結果に最後なるとは思いませんでした。日記が決め手になり日記の内容もかなりのウエイトを占めています。登場人物が比較的限られていることから犯人は早めにわかります。2016/12/01
GaGa
35
これはシリーズの中でもミステリーとしての完成度が高い。話しが上手く組み立てられているため、87分署の刑事たちは完全な脇役となる。ただミステリーの完成度はシリーズ内で高いということで、いろいろミステリーを読んでいると謎解きのヒントは過去に他の作家が書かれた名作に隠れている。でも87分署後期の名作の一つと言えると思う。2013/03/11
背番号10@せばてん。
30
1996年5月29日読了。87分署シリーズ第30弾。エド・マクべイン、2005年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2019年12月6日入力)1996/05/29
もぐもぐチョビたん
2
87分署シリーズ♪モンロー風邪でダウンですよ(x_x)モノハン寂しそう(´・д・)」クリングはまだオーガスタと幸せな時期だったんだねぇ。ゴム印通牒の文書も笑った('ε'*)今回は地味な話だったけど切なかった。2013/05/07
oskrt
0
87分署シリーズ。今回は推理ものでちょっと珍しいような。警察ものなのに推理が珍しいってことがこのシリーズの魅力だったんだと改めて感じた。ラストの真犯人に驚かせてくれる。どろどろの人間関係で後味は良くないけど十分面白かった。改めてだけどマクベインの芸域の広さだな2021/10/08
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