内容説明
雷鳴とともに、劇作家ディックは幸せの絶頂から不幸のどん底へと叩き落とされた。婚約したての美女レスリーと訪れたバザーの会場で、婚約者の正体を教えようといった占い師が銃弾に倒れたのだ。撃ったのはレスリー。ディックは彼女が三人の男を殺した毒殺魔だと知らされる。婚約者への愛と疑惑に揺れるなか、密室での不可解な毒殺事件が新たに発生。名探偵フェル博士が真相究明に乗り出すが…。カー中期の代表的傑作。
著者等紹介
カー,ジョン・ディクスン[カー,ジョンディクスン][Carr,John Dickson]
1906年、ペンシルヴァニア州生まれ。30年、アンリ・バンコランが活躍する長篇第1作『夜歩く』をジョン・ディクスン・カー名義で発表
仁賀克雄[ジンカカツオ]
1936年生、早稲田大学商学部卒。作家、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
134
タイトルが結婚式の誓いで述べる言葉だから、美しく謎めいた女のことが終始気にかかる。行動的に怪しい人もいるし、誰と誰がくっつくのかも気になってしまい、サラサラと読んでしまった。謎解きのシーンだけは理屈っぽい語りが長くて少々辟易したけれども、全体としてミスリードもうまくて面白かった。とはいえ、今年になってからの読書熱停滞を崩す起爆剤までではなかったなあ。2019/01/25
Tetchy
16
昔『毒殺魔』という題名で創元推理文庫から出ており長らく絶版となっていた幻の作品の改訳版である。1996年に国書刊行会から出版された物の文庫版。幻の作品ということでイコール傑作という発想が浮かぶが果たしてそうではない。本作は犯人の行動原理がよく解らない。読み直してみると誰でも変に思うはずだ。あと図解の無い機械的トリックの解明は単なる文字の羅列。読んでいる途中でどうでもいいやと思ってしまった。2009/09/10
Ribes triste
15
ジェットコースターストーリーで、最後まで犯人が誰か分からない。もう、文句言いたいことがたくさんあるのですが、結局最後まで楽しく読ませちゃうのが、ディクスン・カーの面白さ。2017/02/17
ホームズ
14
婚約した女性が実は毒殺魔なのではないかと言う不安を感じる主人公と言うのは他の作品でもあったな~。まいど、信じてやれば良いのにって単純に思ってしまう(笑)前半は少しダラダラしてしまった感じはあるけど、フェル博士が登場してからは良い展開にはなったかな。密室のトリックはまあなんと言うかって感じ、犯人については一瞬「どんな人だっけ?」って思ってしまった。
α0350α
13
久しぶりのカーでした。フェル博士は「おおバッカス!」って言わない方でしたかね。昔ながらの探偵小説っぽさが良いですね。解説が面白かったです。2017/11/13
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