内容説明
オランダ記念病院の大手術室では、いままさに重要な手術が執り行なわれようとしていた。患者は病院の創設者アビゲール・ドーンで、階段から転げ落ち、応急手術を必要としていた。ところが、何か様子がおかしかった。手術台の上の老夫人はすでに帰らぬ人となっていたのだ。首には薄く血のにじんだ一本の線が…控室では生きていた患者が、いつ、どうやって絞殺されたのか?犯人は病院内の誰かか?推理するエラリイを嘲笑うかのように、やがて第二の犠牲者が…すべての手がかりを提示して読者に挑戦する本格中の本格ミステリ。新訳決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
18
フェアープレイで論理的な解決は何回読んでも気持ちいいです(笑)小説としての面白味が少し物足りないのが残念ではありますが(笑)それでもジューナが良いですね(笑)なんでシリーズの途中から消えてしまったのだろう。クイーン家の家族の一員なのに。2011/11/11
BIN
7
国名シリーズ3作目。オランダ記念病院での大富豪殺人事件。オランダ靴の謎は絆創膏はよくわからなかったが、犯人のある程度の絞り込みは簡単にできた(自分ではあまり推理しない人なのですが)。訳がわかりにくいような気もした。いつものことですが洋物は名前が覚えにくいのでなかなか難しい。2018/05/11
白い風
7
★★★☆確かに不朽の名作の一つですね。ただ正直訳本が読みづらかった・・・。靴の謎は大体分ったつもりだけど、書棚の謎が解けなかった…。ロジックは確かに美しいね。でも、動機などを含めもう少し突っ込んだ話がある方が好きかな。2011/01/16
ako
5
再読。国名シリーズの第三弾。オランダ記念病院で大富豪が殺された。エラリイは残された靴から犯人を絞っていく。クイーン家の少年給仕ジューナはクイーン父子に忠実で、音もなく給仕をし、適度に甘え、癒しを与える存在。殺人事件でピリピリしているクイーン家にはジューナが欠かせない。私も癒されました。2013/04/01
ゆー
3
★★★☆☆2024/07/10
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