ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> 資本主義が嫌いな人のための経済学 (新版)

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資本主義が嫌いな人のための経済学 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150506254
  • NDC分類 331
  • Cコード C0133

出版社内容情報

なぜ右派も左派もみんな、経済を語って間違えるのか? 「税は安いほどいい」「貿易赤字は政府の損失」「利潤追求は悪」「効率と平等は両立不可能」……こうした誤謬の数々には、お金や市場にまつわる私たちの「道徳的信念」が反映されている。まずはそこから始めよう。『反逆の神話』の哲学者が世界の複雑さをありのまま見る方法を説く、逆説的経済入門!書き下ろし序文「ポピュリズムの時代に」を付す。


【目次】

内容説明

なぜ右派も左派もみんな、経済を語って間違えるのか?「税は安いほどいい」「貿易赤字は政府の損失」「利潤追求は悪」「効率と平等は両立不可能」…こうした誤謬の数々には、お金や市場にまつわる私たちの「道徳的信念」が反映されている。まずはそこから始めよう。『反逆の神話』の哲学者が世界の複雑さをありのまま見る方法を説く、逆説的経済入門!書き下ろし序文「ポピュリズムの時代に」を付す。

目次

第1部 右派(保守、リバタリアン)の謬見(資本主義は自然 なぜ市場は実際には政府に依存しているか;インセンティブは重要だ…そうでないとき以外は;摩擦のない平面の誤謬 なぜ競争が激しいほどよいとは限らないのか?;税は高すぎる 消費者としての政府という神話;すべてにおいて競争力がない なぜ国際競争力は重要ではないのか;自己責任 右派はどのようにモラルハザードを誤解しているか)
第2部 左派(革新、リベラル)の誤信(公正価格という誤謬 価格操作の誘惑と、なぜその誘惑に抗うべきか;「サイコパス的」利潤追求 なぜ金儲けはそう悪くないことなのか;資本主義は消えゆく運命 なぜ「体制」は崩壊しなさそうなのか(しそうに見えるのに)
同一賃金 なぜあらゆる面で残念な仕事がなくてはいけないのか
富の共有 なぜ資本主義はごく少数の資本家しか生みださないか
レベリング・ダウン 平等の誤った促進法)

著者等紹介

栗原百代[クリハラモモヨ]
翻訳家 1962年生 早稲田大学第一文学部哲学科卒、東京学芸大学教育学修士修了

ヒース,ジョセフ[ヒース,ジョセフ] [Heath,Joseph]
1967年生まれ。哲学者。トロント大学哲学部教授。同大学倫理学センター元所長。1995年にノースウェスタン大学大学院で博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

49
資本主義が嫌いなわけではないけど読んでみた。書名からしてトリッキーな内容かと思ったらそんなことはない。哲学者だけあって独特な書き言葉を用いてはいるもの内容的には極々真っ当で、経済学に関して右派(保守、リバタリアン)や左派(革新、リベラル)がそれぞれ陥りがちな陥穽について語られている。著者は「社会」を考えるときに必ず念頭におくべきポイントとして、1.人はバカではない、2.均衡の重要性、3.すべては他のすべてに依存する、4.帳尻を合わせるべきものがある、の4つを挙げる。とても有用な視点であり覚えておきたい。2026/10/22

たまきら

35
2012年初版、哲学者による「経済」書である。とはいえなにを驚くことがあろうか、人の支配欲も物欲も哲学者お得意の分析材料ではないか。資本主義という人工の構成体は何世紀にもわたって調整されてきた精巧な装置だーその不平等さも含め。その進化の歴史は淘汰の歴史でもあるー生物史と似たようなものだ、良いも悪いも好きも嫌いもない、適応しないものが絶滅していくのだ。この本はその事実を突きつけてくる。さあ、日本は、私たちは、どういう戦術で生き残っていこうか。2026/09/06

アナクマ

26
「なぜ世界にはたくさんの牛がいるのか? 人が牛を食べるからだ」。ここが決め手で手に取った。あるいは「なぜ紙のリサイクルなんだ?」◉タイトルは原著の副題。「世界をより良い場所にしたいと望む誰しも」のために、経済に関する「右派・左派の誤りを六つ」ずつ「容赦なく」並べてみせる。本書を手にした理由は、冷静な議論ができるようになりたいからだ。左右両陣営の主張のどこに落とし穴があるのか、素人なりに、経済について知りたい。◉連書『自由と国家』『世界は経営でできている』『経済社会の学び方』2026/06/05

きゃれら

23
哲学者が書いた経済学の本。「嫌いな」とあるが「好きな」人も是非読むべき内容だ。題名は右派の施策の結果として生じている矛盾や非人間性を告発しその処方箋を示しているようだが、本書は併せて、左派のそれを指摘し正すように見える政策も、かえって世の中を悪くしていることが数多くある、と容赦なく指摘する。右派、左派の順番でよくある考えの間違いを指摘していくので、痛快だったり不愉快だったりも公平だろう。経済という現象は見た目から直感的に判断するとほとんど間違えてしまう。だから、現首相も読んで欲しいけどなあ。2026/06/09

アナクマ

21
1章_〈右派〉資本主義は自然だ。→いや「市場は自然には生じえない」。所有・交換・契約が保証されなければ安心して取引はできない。私利ばかりを動機とすると、市場経済の基礎は築けない。その基本ルールを施行するためにはコストがかかる。「だから国家が必要だ」。大なり小なり、何かしらの規模の。2026/06/12

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