出版社内容情報
知能の謎を解く「1000の脳」理論とは? 神経科学者にして起業家が独創的発想で脳の仕組みから人類の未来までを描くベストセラー
【目次】
内容説明
私たちの脳は「座標系」を用いて世界をモデル化する。その担い手は、新皮質を構成する1片2.5mm3の「皮質コラム」。物体1つに対して数千のコラム、その1つひとつが次の入力を予測し、外界を知覚している。これは政治や数学といった抽象的な知識でも同様で、思考とは座標系内の概念から概念へと動きまわることに他ならない―「1000の脳理論」が示す知性の本質と人類の未来とは?異能の神経科学者によるベストセラー!
目次
第1部 脳についての新しい理解(古い脳と新しい脳;ヴァーノン・マウントキャッスルのすばらしい発想;頭のなかの世界モデル;脳がその秘密を明かす;脳のなかの地図;概念、言語、高度な思考;知能の一〇〇〇の脳理論)
第2部 機械の知能(なぜAIに「I」はないのか;機械に意識があるのはどういうときか;機械知能の未来;機械知能による人類存亡のリスク)
第3部 人間の知能(誤った信念;人間の知能による人類存亡のリスク;脳と機械の融合;人類の遺産計画;遺伝子VS.知識)
著者等紹介
ホーキンス,ジェフ[ホーキンス,ジェフ] [Hawkins,Jeff]
1957年生まれ。神経科学者、起業家。神経科学とAI(人工知能)の研究を行なうヌメンタ社の共同創業者、チーフサイエンティスト。コーネル大学で電気工学の学士号を取得。インテルのソフトウェア・エンジニアとして数年間働いた後、カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)で神経科学を学ぶ。1992年にパーム・コンピューティングを設立、現在のスマートフォンの先駆けとなる携帯情報端末「パームパイロット(Palm Pilot)」を開発する。2002年、レッドウッド神経科学研究所を設立。2005年、同研究所をUCバークレーに移管するとともに、ヌメンタを設立。ホーキンスのアイデアはアンドリュー・エンや松尾豊らAI分野の著名人に影響を与え、各方面から称賛を集めている
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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