ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> 数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み (新版)

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数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 688p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150506124
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0145

出版社内容情報

数とは文化的に創られたものではなく、ヒトに生まれつき備わる能力=数覚が関与していた! 内なる数的処理の仕組みを解き明かす

内容説明

ヒトに生まれつき備わる数を扱う能力、「数覚」とは何か。数の認知に関する第一人者が、巧みな実験と脳撮影技術により明らかにする驚くべき事実。「ゼロ歳児も数を数えている」「文化によらず、3までは直感で判断している」「脳内で足し算と引き算を担う領野は異なる」…。さらに数学の天才たちや失算症患者から見えてくる、脳内の数的処理のメカニズムとは。数覚を司る領域「hIPS」の実態に迫る新章追加。

目次

第1部 遺伝的に受け継いだ数の能力(才知にあふた動物たち;数える赤ちゃん;おとなの脳に埋め込まれた物差し)
第2部 概数を越えて(数の言語;大きな計算のための小さな頭;天才たち、神童たち)
第3部 神経細胞と数について(数覚の喪失;計算する脳;数とは何か?)
第4部 数と脳に関する現代科学(数と脳に関する現代科学)

著者等紹介

ドゥアンヌ,スタニスラス[ドゥアンヌ,スタニスラス] [Dehaene,Stanislas]
1965年、フランスのルーベ生まれ。もともと数学者であったが、脳が言語と数を処理する能力の研究に惹かれ、認知心理学・神経科学に転身した。現在、パリにあるコレージュ・ド・フランスの実験認知心理学分野の教授。フランス最高峰の脳イメージング研究センターであるNeuroSpinのディレクターも務める。2014年に脳研究分野で最も名誉ある賞のThe Brain Prize(ルンドベック財団)を受賞した。また本書により優れた科学研究に贈られる賞、ジャン・ロスタン賞を受賞。現在、ドゥアンヌの著作は15カ国語以上の言語に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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原玉幸子

22
言葉を話せない幼少期(や赤ん坊!)でも、又、人間以外の動物にも数覚がある、との論説ですが、実験結果が表す数字に関する感覚(=数覚)が、例えば、何気に使っている左から右が大きさの感覚と結びついている(ペルシャ語は逆!)ことや、共感覚としての数字と色味、各言語と数覚の関連)、大体を把握する等々、「あぁ成程」、「ええぇ、そうなの!」と其々が結構面白いです。将棋脳だけが分かる将棋の世界というものがあり、同じく凡人には分からない数覚が彩る数学の世界もあるのでしょう。(◎2025年・春)2025/03/16

Kooheysan

5
心の中の数量の感覚=「数覚」(ある程度の数なら動物でも赤ちゃんでも把握可!)とシンボリックな数字の関係、そして、一般人に数学は耐えられるのか(今の数学に何となく置いてけぼりをくらっている…という戸惑いを持っている人は多いと思います)、という視点で読んでみました。豊富な実例と知見も興味深いです。訳出の巧さと併せて、ある程度の熱意があれば数学は得意になる(はじめに)とか、数学への情熱があれば才能はついてくる(第6章)などの優しい記述が、個人的に何とか読み通せた大きな要因でした。2025/02/28

Go Extreme

2
数の認識は生得的な直感に根ざす 人間の脳は進化の過程で数を直感的に理解・操作するためのメカニズムを発達 数の認識能力の進化 赤ちゃんー基本的な数の概念理解 直感的数覚ーおおよその数把握 文化的影響と数表現ー言語の違い→数の処理速度 象徴的数理解の発達ー数字や記号→数学的思考 動物の数の能力 数の正確性と曖昧さ 脳の数処理メカニズムー下頭頂小葉 数の処理速度ー発音時間が短い≒数の記憶容量大 教育と数覚の発達 計算の自動化 数覚の障害ーディスカリキュリア 大きな数の直感的理解の限界 視覚的数覚 計算機と脳比較2025/01/10

Mits

1
人間が外界の情報を把握するための視覚や聴覚のような感覚として「数覚」が先天的に備わっているものらしい。 先天的なのは、見ただけで少ない数をパッとわかる能力と、沢山あるもののだいたいの数をアナログに把握する能力の二本立てで、そこにひとつひとつモノを数え上げる経験を加えることで数覚は完成するそうな。さらに九九などのように簡単な演算を言葉として憶えることで人間は暗算ができるようになる。なるほど実にしっくりとくる説明だ。 最近のfMRIによる成果も追記され、大変わかりやすい本だった。2025/04/02

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