出版社内容情報
数とは文化的に創られたものではなく、ヒトに生まれつき備わる能力=数覚が関与していた! 内なる数的処理の仕組みを解き明かす
内容説明
ヒトに生まれつき備わる数を扱う能力、「数覚」とは何か。数の認知に関する第一人者が、巧みな実験と脳撮影技術により明らかにする驚くべき事実。「ゼロ歳児も数を数えている」「文化によらず、3までは直感で判断している」「脳内で足し算と引き算を担う領野は異なる」…。さらに数学の天才たちや失算症患者から見えてくる、脳内の数的処理のメカニズムとは。数覚を司る領域「hIPS」の実態に迫る新章追加。
目次
第1部 遺伝的に受け継いだ数の能力(才知にあふた動物たち;数える赤ちゃん;おとなの脳に埋め込まれた物差し)
第2部 概数を越えて(数の言語;大きな計算のための小さな頭;天才たち、神童たち)
第3部 神経細胞と数について(数覚の喪失;計算する脳;数とは何か?)
第4部 数と脳に関する現代科学(数と脳に関する現代科学)
著者等紹介
ドゥアンヌ,スタニスラス[ドゥアンヌ,スタニスラス] [Dehaene,Stanislas]
1965年、フランスのルーベ生まれ。もともと数学者であったが、脳が言語と数を処理する能力の研究に惹かれ、認知心理学・神経科学に転身した。現在、パリにあるコレージュ・ド・フランスの実験認知心理学分野の教授。フランス最高峰の脳イメージング研究センターであるNeuroSpinのディレクターも務める。2014年に脳研究分野で最も名誉ある賞のThe Brain Prize(ルンドベック財団)を受賞した。また本書により優れた科学研究に贈られる賞、ジャン・ロスタン賞を受賞。現在、ドゥアンヌの著作は15カ国語以上の言語に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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